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氷 ちくま文庫
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氷 ちくま文庫

アンナ・カヴァン(著者), 山田和子(訳者)

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氷 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2015/03/01
JAN 9784480432506

¥550

商品レビュー

3.7

57件のお客様レビュー

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2023/12/05

社内のビブリオバトルで同僚が紹介してくれたのをきっかけに読み始めてみた。 自分では選ばないやつでそういうのに出会えるのはいいことだ。 スリップストリームというのはこういうものなのか、というのがまだわかってないけど、なかなか独特なテイストの小説なことはわかった。 得意かどうかと...

社内のビブリオバトルで同僚が紹介してくれたのをきっかけに読み始めてみた。 自分では選ばないやつでそういうのに出会えるのはいいことだ。 スリップストリームというのはこういうものなのか、というのがまだわかってないけど、なかなか独特なテイストの小説なことはわかった。 得意かどうかといわれると ちょっと苦手な感じかなぁ。。。

Posted by ブクログ

2023/11/01

くっついたり離れたりなんやねんって思うけど読むのやめれんし中毒性あった 定期的に読みたいから買います

Posted by ブクログ

2023/09/12

世界が少しずつ氷で覆われていく世界で、姿を消した一人の少女に執着する諜報部員の主人公が、少女の痕跡を頼りに痕を追うという話。 とてもおかしな物語で、唐突に差し込まれる夢なのか現実なのか不明瞭なイメージに振り回される。存在するのかわからない少女のことを執拗に追い続ける主人公も、信...

世界が少しずつ氷で覆われていく世界で、姿を消した一人の少女に執着する諜報部員の主人公が、少女の痕跡を頼りに痕を追うという話。 とてもおかしな物語で、唐突に差し込まれる夢なのか現実なのか不明瞭なイメージに振り回される。存在するのかわからない少女のことを執拗に追い続ける主人公も、信用出来ず、これは主人公の幻のようにも見える。登場する少女の他にも世界を飲み込もうする氷、主人公が少女の幻を諦めようとする度に登場するインドリという猿、そして主人公と合わせ鏡のような敵役の長官あたりも象徴的なイメージのようにも解釈出来る。 アンナ・カヴァンは幼少期から情緒が不安定であり、作家になってからはヘロインを常用していたようである。 この『氷』に登場するイメージの数々は物語に登場する機能としての展開や人物と割り切ることも出来るが、アンナ・カヴァンの現実を侵食する不安定さ、不条理さのようにも見える。 登場人物、そしてその旅の行方も不安定でありながら、光の見えない絶望に満ちた世界を美しいイメージで描かれていて、この妙なバランスが刺さる人には深く刺さる。 自分は傑作だと感じた。

Posted by ブクログ

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