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亡命ロシア料理 新装版
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 未知谷 |
発売年月日 | 2014/11/01 |
JAN | 9784896424584 |
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亡命ロシア料理 新装版
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商品レビュー
3.8
23件のお客様レビュー
アメリカへ移住した食いしんぼうなユダヤ系ロシア人文芸批評家コンビによる、ロシア料理を啓蒙し、アメリカ人の健康志向を茶化しまくる小気味良いエッセイ。 タイトルと表紙の印象で真面目な内容なのかと思っていたら、軽口だらけのコラムを集めた楽しい本だった。 80年代のダイエットブームが...
アメリカへ移住した食いしんぼうなユダヤ系ロシア人文芸批評家コンビによる、ロシア料理を啓蒙し、アメリカ人の健康志向を茶化しまくる小気味良いエッセイ。 タイトルと表紙の印象で真面目な内容なのかと思っていたら、軽口だらけのコラムを集めた楽しい本だった。 80年代のダイエットブームが吹き荒れるアメリカで書かれ、著者たちはそれがいかに愚かかと何度も腐しまくる。そんなふうに舌鋒鋭いなかにも、「神聖なものを何も持たない人々のことなど、相手にする意味がいったいあるだろうか」とロシア料理への郷愁を擁護したり、「料理というのは才能よりも熱意を必要とするユニークな芸術だ」という気の利いた言い回しがあったりする。 レシピは実用的というよりも、同胞には故郷の味を思い起こさせ、それ以外には未知の味わいへ挑発的に誘うかのように書かれている。ロシアでクレソンがよく使われるというのは中国料理との関連を感じたし、チーズを使う料理が少ないのは全部スメタナ(サワークリーム)が代用しているのではと思ったり。ロシアは「川の国」だという分類学も面白かった(著者たちが祖国でシーフードを食べなかったのはユダヤの戒律のせいらしいけど)。伝統の味を称揚しながら、その味を守ってきた主婦たちへの敬意が感じられず、ジェンダーロールから抜けだしていこうとする女性を安直な揶揄でおちょくっているのは残念だけど。 そして大事なのは、ひたすら保守的に故郷の味を懐かしむだけではないということだ。最後には大食漢の詩が朗々と歌い上げられ、「そしてきっといつの日か、全能の美食家の指揮の下/整列し行進するのは、ハリコフのステーキ、アボカドの白い果汁/マサチューセッツ・ボルシチ、そしてアストラハンのバナナ/僕たちが心待ちにしているのは、こんな楽しいパレードだ」と締められる。〈亡命ロシア料理〉とは、アメリカだからこそ実現する新しい食文化の名前だったのだ。
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亡命というが、特段政治的に迫害されたということもなく、単に、「ソ連」を捨てて出てきた人たちのようだ。 著者達の属性が後書きまでいかないとわからないので、ちょっとどう呼んでいいのかわからない気持ち悪さがあった。 母国と、米国への、皮肉や郷愁などが、軽いんじで述べれられていて、良い。...
亡命というが、特段政治的に迫害されたということもなく、単に、「ソ連」を捨てて出てきた人たちのようだ。 著者達の属性が後書きまでいかないとわからないので、ちょっとどう呼んでいいのかわからない気持ち悪さがあった。 母国と、米国への、皮肉や郷愁などが、軽いんじで述べれられていて、良い。レシピの紹介もあるのだが、あんまり美味しさが伝わってこないのが残念だった。 まあ、読み飛ばすには悪くない。
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ロシアの人って、こんなに理屈っぽいのかしら??? 読み進めるうちに、思わず苦笑いしてしまうそんな本です。 そして、ボルシチが食べたくなりました。
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