1,800円以上の注文で送料無料

湯浅泰雄全集(12) 日本哲学・思想史 Ⅴ
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

湯浅泰雄全集(12) 日本哲学・思想史 Ⅴ

湯浅泰雄(著者), 太田富雄(その他)

追加する に追加する

湯浅泰雄全集(12) 日本哲学・思想史 Ⅴ

定価 ¥9,350

4,510 定価より4,840円(51%)おトク

獲得ポイント41P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白亜書房/ビイング・ネット・プレス
発売年月日 2006/12/01
JAN 9784904117910

湯浅泰雄全集(12)

¥4,510

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/12/12

日本思想史にかんする論考など17編を収録しています。 西田幾多郎や和辻哲郎、三木清など、近代日本哲学について論じた論考が多く、とくに彼らの思想は西洋の哲学とは異なり理論と実践が分断されていないという特徴が見られること、またその実践も外向的な社会的実践ではなく内向的な性格を有して...

日本思想史にかんする論考など17編を収録しています。 西田幾多郎や和辻哲郎、三木清など、近代日本哲学について論じた論考が多く、とくに彼らの思想は西洋の哲学とは異なり理論と実践が分断されていないという特徴が見られること、またその実践も外向的な社会的実践ではなく内向的な性格を有していることなどが論じられています。こうした著者の近代日本哲学についての見方は、『近代日本の哲学と実存思想』(1970年、創文社)において集中的にとりあげられていますが、本書に収録されている論文でもそれに通じる見方が随所に示されています。 また本書には、ナショナリズムの心理的な基礎についての考察をおこなった論考もいくつか収録されています。著者はニーチェに由来する「ルサンチマン」という概念を用いていますが、ニーチェの思想に依拠しているのではなく、むしろユングの集合的無意識についての考え方が著者の議論の下敷きになっています。ナショナリズムについての社会心理学的な考察が重要であることはわたくしも認めますが、ユング心理学という枠組みを持ち込むことがはたして妥当なのかという点についてはやや疑問を感じました。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品