天国の囚人 集英社文庫

カルロス・ルイス・サフォン(著者), 木村裕美(訳者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2014/10/17
• JAN: 9784087606911

商品レビュー

2024/04/19

名探偵ヒマキュール・ポメロ登場！（ババーン）

謎解きの時間です

ほほう、『風の影』四部作の三作目ですか…ズバリ！本当は三部作だったんじゃないですか？
でも、明らかに二作目の『天使のゲーム』がそうでもなかったんで、一作目で大人気だったダニエル＆フェルミンを主人公に戻して最終作を前に急遽一冊ねじ込んて人気を取り戻したかった！
違いますか？！

うん、ぜんぜん違ーう！w（名探偵退場）

いやいやいや、なんか色々明かされた！
そうだったんか！っていう
一作目と二作目の謎が明かされあっちとこっちが繫がっていやそういうことなら話変わってくるやん！
そういうことなら『天使のゲーム』★3じゃないやん！

そしてまだ明かされていない謎、新たに加わった謎を抱えて最終作へ！

なんかどえらいことになりそうな予感！

『天使のゲーム』で止まってるマコミさん！ちょっと早計かもよ！

2023/09/15

2022/10/2読了（再読）
『精霊たちの迷宮』を読んでいて、本作の内容をおさらいせねばと、再読。’14年の初読時は、いくつかの謎が謎のままで、消化不良な印象だったが、『精霊たちの迷宮』で伏線は回収されたようだ。

2023/02/27

忘られた本の墓場四部作の三作品め。これまでの作品よりも分量は半分くらいだけどスペイン内戦の閉塞的な時代を描いた部分の陰鬱さはなかなか辛い。一方で後半に日が差したような明るさもあり、ほっとさせるコントラストになっている。これまでの二作品を踏まえる部分が増えてきて、物語の複雑な構造に感心するとともに過去の読書の記憶も問われてくる。