ソロモンの偽証(4) 第Ⅱ部 決意 新潮文庫

宮部みゆき(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2014/09/01
• JAN: 9784101369389

商品レビュー

2016/04/11

弁護人

[ミルク]

「学校内裁判」の開廷へと、着々と準備は進んで行きます。検事側、弁護人側双方が関係者にアプローチして、また新たな事実の発見もあったりしてワクワクして来ます。特に弁護人の二人はいい。ホントいいコンビです。神原和彦に対する野田健一の心遣いが優しい。そしてこの巻ではとうとう被告人大出俊次が、心底から二人の弁護人に自分の身の潔白を証明して欲しいと、涙ながらに懇願します。良いシーンです。闘いへの決意表明です。

2025/10/19

いよいよ次から法廷編！
たのしみ。
中学生にこんなことできるのかな？
超優秀な子なら可能！？という思いはあるものの、おもしろい。
登場人物がたくさん出てくるけど、多すぎてわからないということがないほどみんなキャラがきちんと立っているし、それぞれの想いも丁寧に描かれていてわかりやすい。

2025/10/17

ソロモンの偽証　4巻です。
第二部　決意　下巻　audibleにて。

同級生が2人死に、真相がわからないまま涼子達3年生に。
2年生のクラスでやる卒業制作で涼子は柏木くんの死の真相を探ろうとかつてのクラスメイトに語りかける。
そして大出俊次を被告とした学校内裁判をする事に‥。
涼子は検事に弁護人は他校生の神原和彦。
2人はそれぞれの事務官と協力して柏木くんの死の真相を探る。

告発状の真相とかは事件の巻で語られているのでわかっているが、柏木くんの死の真相とか、松子の死の真相はちゃんとは語られていない。
どうなっちゃうんだろうと先を読む（聴く）のがやめられない。

この当時は公衆電話だったんだなとか、誰もスマホを持っていなくって警察とかもポケベルで呼び出されてたんだ‥。
でも何かの本で読んだが公衆電話の方がスマホより犯罪向きだとか。
公衆電話は見られさえしなければ、証拠を掴みにくいらしい。

柏木くんの弁護人になった神原くんも何か秘密かありそうだし、嫌な終わり方にならないといいなぁ。
私は検事たちのやりとりより弁護人と助手と被告人の3人のやりとりの方が気になる。

そして次巻、学校内裁判開廷です！