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現代の超克 本当の「読む」を取り戻す
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ミシマ社 |
発売年月日 | 2014/08/01 |
JAN | 9784903908540 |
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
対話(往復書簡)を軸に、若松英輔と中島岳志が互いの位置から「近代の超克」を語りなおす。 冷めた余裕を感じてしまった。 若松も中島も単著のほうがより切迫した「叫び」がある。私はそれに感激した読者なので、少し寂しくなってしまった。二人の崇高な孤独が一体化し、ひとりの人間となって、民衆...
対話(往復書簡)を軸に、若松英輔と中島岳志が互いの位置から「近代の超克」を語りなおす。 冷めた余裕を感じてしまった。 若松も中島も単著のほうがより切迫した「叫び」がある。私はそれに感激した読者なので、少し寂しくなってしまった。二人の崇高な孤独が一体化し、ひとりの人間となって、民衆には遠く及ばない地へ安住してしまったような。そこに滾るような熱はない。 批評家は宗教的にも思想的にも孤独であるほうが、言葉は言葉足り得る(作中でいうコトバ)のかもしれないと思った。 でも、柳宗悦や井筒俊彦、吉満義彦、これから読みたい本にたくさん出会えた。そして「読む」という行為に強く背中を押してくれる言葉がたくさんあった。じんわりとした、永続的なあたたかさがある。
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日本人が近代に置き去りにしてきてしまった神や霊性といった問題を、柳宗悦・ガンディー・小林秀雄・福田恒存などのテクストから考えています。様々な論点が取り上げられていますが、多様な人々が共に生きていくことを検討している部分がとても好きです。(ぼうず)
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悲しみの秘儀に続けて入手したが、なかなか読めずにいたもの。 多声だが、響き合うことで、一つのコトバとなっているように読めた。 ガンジーにせよ柳宗悦にせよ、知っているつもりだったが、大きくその像を修正させられた。知らないわけで、そのようには読んでいないのだから。
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