地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来 DOJIN選書61

宮原ひろ子(著者)

• 販売会社／発売会社: 化学同人
• 発売年月日: 2014/08/21
• JAN: 9784759816617

商品レビュー

2018/03/19

年輪や氷から過去の地球の気象を探るという壮大な課題に挑戦している著者の意気込みが伝わる好著だ．太陽の活動も地球に重大な影響を与えていること，さらに太陽以外からの宇宙線も大きなファクターであることを例示している．地上で生活する分に特に影響はないとのことだが，宇宙活動が活発になればかなりの重要な問題となりそうだ．現在は太陽の活動が極小な状態で，傾向としては地球は冷えているようだが，温室効果ガスとの兼ね合いで温暖化傾向にある．複雑な問題だと痛感している．

2015/09/26

興味深く読んだ。太陽磁場が作り出すカレントシートがどのように銀河宇宙線を遮蔽するかなど、宇宙環境が地球に及ぼす影響を様々な資料から論理的に解説してくれる。80ページ付近の磁場による荷電粒子のドラフトの説明は、左右上下混乱して少しわかりにくい。

2014/10/10

黒点ってだから黒く見えるのね。宇宙線の強弱ってそうやって生じるのね。など、太陽の状態や地球に及ぼす様々な影響などが分かりやすく書かれている。しかし本書の表題はいただけない。