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NO.6(#9) 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2014/07/01 |
JAN | 9784062778923 |
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商品レビュー
3.6
39件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
最後まで読み終わって、脱力。呆然。 人類最高の英知を傾けて造られた理想都市、NO.6。 しかしその実態は、徹底的な選別によって階級が作られた、絶対的な管理社会だった。 主人公紫苑はエリート候補生として育てられていたが、ある嵐の夜に怪我をした少年ネズミを手当てしたことからその地位を追われ、さらに人間が急激に老いて死ぬという謎の病に関連して逮捕され、矯正施設に送られかける。 それを助けたのがネズミであり、都市の外側で管理から外れた人たちとともに苛烈な環境で生きることになった紫苑。 エリート時代の友人沙布の窮地を知り、救出のためにNO.6に潜り込む紫苑。 それとは別の思惑で紫苑と同行するネズミ。 NO.6を襲う不穏な事態はすべて、独裁者であるはずの市長を陰で支配している白衣の男がなしたと思われる。 少なくとも沙布を攫ったことは、彼の意思だ。 で、徹底的に管理され、完全無欠の要塞ともなり得るように作られたはずの矯正施設が、たった二人の少年の侵入によって崩壊、さらにはごく少数の反乱者のアジテーションによって蜂起した市民たちの前で都市の機能も崩壊する。 弱すぎないか、都市のセキュリティー。 完全無欠だからって、たった一本のシステムにすべて繋がっているなんてアホすぎる。 そして、一番納得がいかなかったのは、紫苑の母の火藍。 紫苑の母であり、沙布の身を案じ、ネズミを信頼し、NO.6を創設したメンバーだった過去を持ち、反乱者である楊眠と家族ぐるみの付き合いをしていた火藍は、ストーリーにまったく絡むことなく終わってしまった。 じゃあ、なんなの、この設定! 思わせぶりな台詞を吐くだけ吐いて、一切行動を起こさなかった。 ただ待つだけの母。 紫苑とネズミの最大の敵と思われた白衣の男は、「そんなバカな!」と言って自滅。 『森の民』とか『歌う者』とか、老の調査結果が明かされ、それぞれの役割が説明され、紫苑はなぜか人類代表として、最後のチャンスをもらう。 人が人として生きられる場所を作る。 それは森を守り、全ての命を尊重する場所のことか。 でも、紫苑は、沙布の恋心にさえ気づけないような、まだ子どもなんだよ。 そして一人の人間の作る理想のもろさを目の当たりにしたのに、また一人の人間に理想の実現を押し付けるのか。 『銀河英雄伝説』を読んで、ヤン・ウェンリーの思想を勉強しろ!と言いたい。 口を開けば際限なく呪詛のことばが出てきそうなので、これで止めるけど、この作品のタイトル『紫苑とネズミ』にすればよかったんだよ。 そしたら、私は読まずに済んだのに。
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小学生の時に出会い、それから今まで大好きな本です。 紫苑とネズミの関係性に魅力を感じます。2人の関係は友人とも家族とも恋人とも言えないですし、むしろそれら全てを含んでるような気もします。
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No.6内に戻ったあとはパタパタとあっさり終わった感があり、少し物足りなかったラストになりました。 今まで主観をもってきたキャラクターがあまり登場しなくなってしまったのもさみしく思いましたし、崩壊後ももう少しだけでも描写してほしかった。 結局はたくさん血は流れましたが、紫苑が踏ん張って良い都市にしていくこと、ネズミと森のカミが納得できる未来になってほしいと願います。
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