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サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々
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サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々

ロバート・M.サポルスキー(著者), 大沢章子(訳者)

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サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2014/05/24
JAN 9784622078326

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サルなりに思い出す事など

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商品レビュー

4.4

14件のお客様レビュー

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2023/10/05

アフリカで20年以上ヒヒの群れの観測を行った研究者の本。 人間味溢れるヒヒ達の生活の様子や、筆者がアフリカで経験した現地人との交流が軽快なタッチで描かれていて面白かった。 そういえばモンキーパークだとヒヒのゾーンが見ていて1番楽しかったのを思い出した。

Posted by ブクログ

2023/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

サルなりに思い出す 興味深さ、エピソードの強烈さ、著者のユーモアのある表現で、分厚いが読みやすい本。 ●ヒヒのエピソード まず、ヒヒたちの性格性質が各個体によって本当に様々なんだと驚かされる。著者の優れた観察力と、何よりヒヒへの愛情を感じさせる視点で記されるエピソードたちは、そこらの物語顔負けに面白い。 人間は理性で本性を隠すから日常生活では没個性的に感じてしまいがちだが、本当はヒヒ達同様、個人個人で全く違う性格なんだろうなと改めて思い出されて周りを見る目も少し変わりそう。 ●作者のエピソード ヒヒ観察以外のアフリカで作者が体験したエピソードもある。近辺で略奪の部族として恐れられているマサイとの隣人づきあい、その中で頭が狂ってヤギを殺してその内臓をくわえたマサイの女を病院に連れて行かされた話、灼熱の甲板の上で排泄を繰り返し何日も船旅をした話、銃弾戦繰り広げられる街中で流れ弾を避けるためホテルの床で寝た話、トイレのない町でどこでもしていいと促され、道路の真ん中で見物客に囲まれライトアップされた中(おそらく)排便した話、他にもたくさんあるがどの話も衝撃的。そして著者の忍耐強さ、臨機応変さ、肝の座りっぷりに平伏する。 最後のヒヒ達のエピソードは、著者のヒヒへの愛情、理解のない人たちへの怒り、どうすることもできない構造への憤り、そして無力感のやるせなさが伝わってきて胸をうつ。 今はもう必要以上にヒヒ達に感情を入れないようにしていると記す著者が、どれだけ深い悲しみに沈んだのか、そして今もまだ忘れ難い辛さに苦しんでいるのか。 この本自体が、それらを昇華するために記されたものなのかなと思う。

Posted by ブクログ

2020/05/04

ノンフィクションにはとてつもなく面白いものがあり、書き手の書き方、構成が上手いものと、本当にとてつもない体験が書いてあるものとあるが、これはどちらかというと後者寄りだが、前者でもあり、つまりノンフィクションとして最高の出来である。 東アフリカ、生物学、野生動物などに興味がある人に...

ノンフィクションにはとてつもなく面白いものがあり、書き手の書き方、構成が上手いものと、本当にとてつもない体験が書いてあるものとあるが、これはどちらかというと後者寄りだが、前者でもあり、つまりノンフィクションとして最高の出来である。 東アフリカ、生物学、野生動物などに興味がある人には面白い、のではなく、人間なら面白いのレベル。 原題はA Primate's Memoirで、このprimateは著者のことだから、当然予測はできるのだが、まず読んだ人は「我々とバブーンにどれほどの違いがある?」と感じる。それほど著者が関わった群れのバブーンたちは人間と変わらない。底意地が悪い奴、大人しい奴、空威張りする奴、モテないやつ、お色気たっぷりのギャル、肝っ玉母さん、いじめられっ子‥‥。著者の書き方もサルと人間を差別しない。どちらも愚かで欲深く、争ったり愛し合ったりして老いて死ぬ。 バブーンたちのグループ内の地位とストレス、そしてストレスが体調に与える影響を調べにケニアに来た著者は、バブーンたちの個性に魅力され、とんでもない人間達に翻弄される。時には命の危険にも晒される。 ケニア、タンザニア、ウガンダ、スーダンと旅をし、植民地支配とその後の混乱が人々にどんな影響を与えたかも如実に分かってくる。 普通なら白人がボラれるところを機転をきかせて逆に巻き上げるシーン、吹き矢でのバブーンたちとの攻防、生まれて初めて地図を見て理解した時のマサイの老人の様子、バブーンが著者の手柄を横取りするシーンなどは笑える。 アフリカにおけるインド人がナチスに迫害されたユダヤ人の立ち位置と極めて似ているなど、著者がユダヤ系なだけに説得力もある。 ソマリ人の様子などは高野秀行の本でも読んでいるのでなんとなく想像できた。リアル北斗の拳だって言ってたもんね。 ダイアン・フォッシーについて書かれた「セブン-イレブンの後ろの山」は、彼女の欠点も含め愛していたことが伝わる。 著者は自分の子どもたちにバブーンにつけた名前をつけている。著者がバブーンを愛したことを疑う人はいないだろう。何度も出てくる「わたしのヒヒたち」。ラストのヨシュアとのシーンは美しく胸を打つ。 表紙絵はマンドリルで、著者が研究したサバンナヒヒ(バブーン)とは違う。

Posted by ブクログ

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