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ぬるい毒 新潮文庫
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ぬるい毒 新潮文庫

本谷有希子(著者)

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ぬるい毒 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/03/01
JAN 9784101371733

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ぬるい毒

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商品レビュー

3.2

61件のお客様レビュー

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2024/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

⚫︎感想 まず、知らない人から電話がかかってくるパターン、好きだった笑 一気に読むつもりはなく読み始めたけど、一気読みした。 自分が自意識過剰だと気づかない19歳。もう昔の自分でもないし、その他大勢の女どもでもない。全てを分かっている。馬鹿にされていることも分かった上で、手のひらの上で転がされているのを演じている。いつかひっくり返してやる。…という全能感に近いような思いを秘めている反面、自分の欲望をコントロールできてはいない、そんな若く危うくて、自分のことが嫌いで好き、尊いけど本当は矮小で一般的な主人公や他の登場人物を通して、読者は多かれ少なかれ、どこかに自分の姿を思うのではないかと思った。こんな気持ち悪い登場人物ばっかりの世界、ある?と思ったけど、読み終わった頃には、振り返ってみれば20代前半、拒絶したくなるような、恥ずかしい、未熟な自分が確かにいたよなと思わされ、「ぬるい毒」がまわった。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) あの夜、同級生と思しき見知らぬ男の電話を受けた時から、私の戦いは始まった。魅力の塊のような彼は、説得力漲る嘘をつき、愉しげに人の感情を弄ぶ。自意識をずたずたにされながらも、私はやがて彼と関係を持つ。恋愛に夢中なただの女だと誤解させ続けるために。最後の最後に、私が彼を欺くその日まで――。一人の女の子の、十九歳から五年にわたる奇妙な闘争の物語。渾身の異色作。

Posted by ブクログ

2024/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

向伊にどんなひどい目に合わされるかと怖くて、でも続きが気になって読み進めた。 とことん侮蔑されたら意外と平気だった。 恐れているものに目を背けず対峙すると案外スルッと抜けだせるのかも。

Posted by ブクログ

2023/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帰省したときに電話をよこし会いに来る。 友達もセット。 他人を見下して嘘を平気でつき、思い通りに動かせると思っている、浅い男なのにそう思っていない男。 何でも言うことを聞く女、弄ばれたふりをして彼を欺く日を待つ女。 19歳からの5年間をかけて相手にやることかな…、こういう男は反省もなにもない、相手の立場になって考えても時間の無駄、と思うけど…、終わらせるタイミングは何度かあるけれど彼女は進む…。 読み進めるのがきつかった。どっちにも共感できず。向伊の魅力がザックリとしすぎていて、そこまで魅力のある人にはうつらなかった。最後の方で説明あったけど(p139) 向伊の世界のぬるさをようやく気がつくのに、嘘を吐いてほしいと願っていたり 男女やり方は違うが承認欲求のはなし。p149 笑われるのはそれほどのことじゃない、むしろなれてしまえば病み付きになる…。 彼女は5年かけてそれを学ぶために傷ついたとしたら、もったいないと思うけど。

Posted by ブクログ

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