- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 新書
転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か NHK出版新書
定価 ¥946
110円 定価より836円(88%)おトク
獲得ポイント1P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/26(火)~12/1(日)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2014/01/09 |
JAN | 9784140884232 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/26(火)~12/1(日)
- 書籍
- 新書
転換期の日本へ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
転換期の日本へ
¥110
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
いま自分の生きる日本という国がどうしてこうまでいい加減なのかよくわかった。やっぱりアメリカが元凶なのだ。 サンフランシスコ講和条約でわざと曖昧にされた領土問題が右からの軍備拡張戦争推進路線を招き、沖縄をまた危険な状況に追い込もうとしている。いや日本国民をたいへん危ない局面に置こう...
いま自分の生きる日本という国がどうしてこうまでいい加減なのかよくわかった。やっぱりアメリカが元凶なのだ。 サンフランシスコ講和条約でわざと曖昧にされた領土問題が右からの軍備拡張戦争推進路線を招き、沖縄をまた危険な状況に追い込もうとしている。いや日本国民をたいへん危ない局面に置こうとしている。 ナショナリズムを持ち出す輩がアメリカの飼い犬としての立場を恥じない不思議も、サンフランシスコ体制に組み込まれた「パックスアメリカーナ」の仕掛けとそこから逃れようとせず属国に甘んじる売国奴たちの振る舞いも、すべてはアメリカが作っている。 安倍も岸田もポチとして生きざるを得ない中で、本心からのポチに落ちているだけなのだ。 GM氏の分析にはなんと多くのポチたちが登場することか。とりわけ与那国島の教科書採択問題をめぐる真相が教えてくれたこと。辺境の小さな島で道理を曲げて無理を通そうとするのは自衛隊を受け入れる意識を広めたいが故だったとは呆れるしかない。
Posted by
知らなかった。 現在の日本の外交上のいろいろな問題が、60年以上前のサンフランシスコ講和条約に起因しているということを。サンフランシスコ講和条約は、部分講和であって、全面講和ではなかったということを。 そして、それ以来長く日本の政権の座にあった政党が、アメリカから多大な援助を受け...
知らなかった。 現在の日本の外交上のいろいろな問題が、60年以上前のサンフランシスコ講和条約に起因しているということを。サンフランシスコ講和条約は、部分講和であって、全面講和ではなかったということを。 そして、それ以来長く日本の政権の座にあった政党が、アメリカから多大な援助を受けていたということを。 この著作は、アメリカ人とオーストラリア人によって書かれた。日本を外から見ている人たちだから、逆に日本のことがよくわかったということなのであろうか。 渦中を生きている当のわたしたち日本人は、この本に書かれていることをどれだけ知っているのだろう。 この本を読んで、現在の日本の政治状況がどうなっているのかということを、あらためて知ることができたように思う。沖縄が抱えている問題の深さも、大いなる憤りとともに、たいへんによく理解できたし、朝鮮半島の現在も、朝鮮戦争の悲惨な状況から生み出されていることがよくわかった。 とにかく、一人でも多くの日本人に、この本を読んでほしい。 そして、自分にできることは何か、それを考えたい。それを具体的な行動に移していきたい。
Posted by
『敗北を抱きしめて』のジョン・ダウアーと東アジア近現代史専門のガバン・マコーマックが、転換期を迎えた東アジアの中での日本の状況について分析したもの。マコーマックは、その著作履歴を少し調べると、米国に批判的な人のようである。構成は、第一章でダウアーが、続いて第二章でマコーマックがサ...
『敗北を抱きしめて』のジョン・ダウアーと東アジア近現代史専門のガバン・マコーマックが、転換期を迎えた東アジアの中での日本の状況について分析したもの。マコーマックは、その著作履歴を少し調べると、米国に批判的な人のようである。構成は、第一章でダウアーが、続いて第二章でマコーマックがサンフランシスコ講和条約によって始まり現在にも禍根を残す日本・米国と東アジアの状況について分析する。第三章は、二人の対談形式となっている。 1951年の冷戦下に行われたサンフランシスコ講和条約のゆがみが、今もまだ影を落としているという考察は、驚きだ。ダウアーは、そのゆがみとして次の8つの問題を挙げる。これらが、著者らに共通する問題意識だ。 1) 沖縄と「二つの日本」、2) 未解決の領土問題、3) 米軍基地問題、4) 再軍備、5) 歴史問題、6) 核の傘、7) 中国と日本の脱亜、8) 従属的独立。 実際に日本が現状抱えている領土問題をサンフランシスコ講和条約まで戻って考えることはあまりなかったように思う。講和条約が、韓国、中国、ロシア(ソビエト)を除いて締結されたことが、東アジアでの領土問題の元となったと分析する。 もともと日本を軍事戦略上は米国の属国とするためのものであったという認識がある。著者らは、冷戦下に米国の属国であることを前提とした外交政策を改めて、東アジアとの連帯を進めるべきだという主張だ。 確かに領土をめぐる韓国や中国とのいさかいは、その正当性の議論とは別に、日本に責がまったくないとも言い切れないだろう。そもそもが51年の時点であえて曖昧にされてきたままだった。その後に世界情勢が変わってしまったのだ。 ただ、やはり対談ものは詰めが甘くなるという印象は、この本でも同じではあった。
Posted by