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転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か NHK出版新書
946円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2014/01/09 |
JAN | 9784140884232 |
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転換期の日本へ
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転換期の日本へ
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商品レビュー
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11件のお客様レビュー
いま自分の生きる日本という国がどうしてこうまでいい加減なのかよくわかった。やっぱりアメリカが元凶なのだ。 サンフランシスコ講和条約でわざと曖昧にされた領土問題が右からの軍備拡張戦争推進路線を招き、沖縄をまた危険な状況に追い込もうとしている。いや日本国民をたいへん危ない局面に置こう...
いま自分の生きる日本という国がどうしてこうまでいい加減なのかよくわかった。やっぱりアメリカが元凶なのだ。 サンフランシスコ講和条約でわざと曖昧にされた領土問題が右からの軍備拡張戦争推進路線を招き、沖縄をまた危険な状況に追い込もうとしている。いや日本国民をたいへん危ない局面に置こうとしている。 ナショナリズムを持ち出す輩がアメリカの飼い犬としての立場を恥じない不思議も、サンフランシスコ体制に組み込まれた「パックスアメリカーナ」の仕掛けとそこから逃れようとせず属国に甘んじる売国奴たちの振る舞いも、すべてはアメリカが作っている。 安倍も岸田もポチとして生きざるを得ない中で、本心からのポチに落ちているだけなのだ。 GM氏の分析にはなんと多くのポチたちが登場することか。とりわけ与那国島の教科書採択問題をめぐる真相が教えてくれたこと。辺境の小さな島で道理を曲げて無理を通そうとするのは自衛隊を受け入れる意識を広めたいが故だったとは呆れるしかない。
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知らなかった。 現在の日本の外交上のいろいろな問題が、60年以上前のサンフランシスコ講和条約に起因しているということを。サンフランシスコ講和条約は、部分講和であって、全面講和ではなかったということを。 そして、それ以来長く日本の政権の座にあった政党が、アメリカから多大な援助を受け...
知らなかった。 現在の日本の外交上のいろいろな問題が、60年以上前のサンフランシスコ講和条約に起因しているということを。サンフランシスコ講和条約は、部分講和であって、全面講和ではなかったということを。 そして、それ以来長く日本の政権の座にあった政党が、アメリカから多大な援助を受けていたということを。 この著作は、アメリカ人とオーストラリア人によって書かれた。日本を外から見ている人たちだから、逆に日本のことがよくわかったということなのであろうか。 渦中を生きている当のわたしたち日本人は、この本に書かれていることをどれだけ知っているのだろう。 この本を読んで、現在の日本の政治状況がどうなっているのかということを、あらためて知ることができたように思う。沖縄が抱えている問題の深さも、大いなる憤りとともに、たいへんによく理解できたし、朝鮮半島の現在も、朝鮮戦争の悲惨な状況から生み出されていることがよくわかった。 とにかく、一人でも多くの日本人に、この本を読んでほしい。 そして、自分にできることは何か、それを考えたい。それを具体的な行動に移していきたい。
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『敗北を抱きしめて』のジョン・ダウアーと東アジア近現代史専門のガバン・マコーマックが、転換期を迎えた東アジアの中での日本の状況について分析したもの。マコーマックは、その著作履歴を少し調べると、米国に批判的な人のようである。構成は、第一章でダウアーが、続いて第二章でマコーマックがサ...
『敗北を抱きしめて』のジョン・ダウアーと東アジア近現代史専門のガバン・マコーマックが、転換期を迎えた東アジアの中での日本の状況について分析したもの。マコーマックは、その著作履歴を少し調べると、米国に批判的な人のようである。構成は、第一章でダウアーが、続いて第二章でマコーマックがサンフランシスコ講和条約によって始まり現在にも禍根を残す日本・米国と東アジアの状況について分析する。第三章は、二人の対談形式となっている。 1951年の冷戦下に行われたサンフランシスコ講和条約のゆがみが、今もまだ影を落としているという考察は、驚きだ。ダウアーは、そのゆがみとして次の8つの問題を挙げる。これらが、著者らに共通する問題意識だ。 1) 沖縄と「二つの日本」、2) 未解決の領土問題、3) 米軍基地問題、4) 再軍備、5) 歴史問題、6) 核の傘、7) 中国と日本の脱亜、8) 従属的独立。 実際に日本が現状抱えている領土問題をサンフランシスコ講和条約まで戻って考えることはあまりなかったように思う。講和条約が、韓国、中国、ロシア(ソビエト)を除いて締結されたことが、東アジアでの領土問題の元となったと分析する。 もともと日本を軍事戦略上は米国の属国とするためのものであったという認識がある。著者らは、冷戦下に米国の属国であることを前提とした外交政策を改めて、東アジアとの連帯を進めるべきだという主張だ。 確かに領土をめぐる韓国や中国とのいさかいは、その正当性の議論とは別に、日本に責がまったくないとも言い切れないだろう。そもそもが51年の時点であえて曖昧にされてきたままだった。その後に世界情勢が変わってしまったのだ。 ただ、やはり対談ものは詰めが甘くなるという印象は、この本でも同じではあった。
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