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ジェノサイド(上) 角川文庫
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ジェノサイド(上) 角川文庫

高野和明(著者)

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ジェノサイド(上) 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2013/12/25
JAN 9784041011263

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ジェノサイド(上)

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商品レビュー

4.3

374件のお客様レビュー

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2026/07/22

登場人物一人一人に味があり、ついつい感情移入してしまう。話の起承として読者を引き込む効果を存分に発揮しており、すぐに下巻を手にした。

Posted by ブクログ

2026/07/16

めっちゃ面白い。 遺伝学や生物進化学については他著にてよく読んでいたが、生物進化の断続平衡説が起きた場合の国家の反応をシミュレーションするとこうも面白いテーマになるかと沸き立った。 1個の個体だけに対する極端な進化であるとした場合、差し当っての問題はやはりこのアキリ(ヌース)の力...

めっちゃ面白い。 遺伝学や生物進化学については他著にてよく読んでいたが、生物進化の断続平衡説が起きた場合の国家の反応をシミュレーションするとこうも面白いテーマになるかと沸き立った。 1個の個体だけに対する極端な進化であるとした場合、差し当っての問題はやはりこのアキリ(ヌース)の力を借りた圧倒的なアドバンテージをどこの誰が活かすかという問題に落ち着く。 現生人類の平均と比較して差が大きいほど、環境に適応できなかったり、生殖能力が不十分だったりして子孫を残せないことが多いからだ。 もしアキリがさらに子を成すことが可能だったとする。その能力が必ずしも優性であるかどうかも分からないが、2子を成せれば遺伝子は充分残るはずだ。 隔世的に特性は受け継がれるので、もしかしたら外見的にはほとんど見分けられない形で子どもが遺伝子を受け継ぐ可能性も充分にある。 環境負荷がかつてより小さい現代。そして情報処理能力が高いほど経済的に恵まれやすい現代社会では、進化の歴史という尺度で見た場合に、圧倒的な速さでその遺伝子を拡散してくだろう。 もしそうなれば早々に、MCUに登場するワカンダのような高文明社会が生まれるに違いない。 しかし本書のシナリオのように、国家間でヌースの保護(という名目の捜索・拉致・研究)が行われることはほぼ避けられまい。 複雑系を瞬時に理解できるアキリであれば、自分の異質性とそれに対する現生人類および国家の脅威感覚は即座に把握し、またいずれかの国家などに保護(拉致)された場合には自由は制限され、悪ければ殺されるであろうことをすぐに理解するだろう。 どんな生き物でも、本能として生存欲求がある。 無限の倫理観の拡張性を持ったアキリには、生まれて間もなく、最低2つの選択肢が突きつけられる。 ・文明後退を避けるために自死を選ぶ、あるいは能力を完全に隠して生きる道。この選択肢の後者であっても、厳しい生活環境を送るアフリカの辺境ということを考えて、自己の生存確率を高めることを後回しにしていることに変わりはない。 ・いずれかの国家あるいは自らとその協力者によって作る勢力によって身体的成長が満たせるまでの間は適宜能力を活用しながら保護を受ける道。 複雑系を理解するということは、未来余地が高確率で行えるということになる。 既にインターネットにアクセスできている状況であれば、予測は相当精度が高いのだろう。 ということは、アキリが自らが生きようとする選択肢を選ぶ=文明が破綻するほどの戦争や社会的混乱を避けられる算段があるということだ。 もしその力を使って自分の存在を隠蔽しようとする、あるいは自死を選んだとしたら、遅かれ速かれ世界の文明が崩壊あるいは大きく後退する原因に自分がなり、自分自身や自分の家族がそこに巻き込まれて死ぬことが避けられない、ということの証左になる。 本書のヌースの存在は、ほぼASI(Artificial SuperIntelligence)と読み替えることもできる。 Claude Mythosが登場した昨今の世界の動揺はかなり似た様相を呈している。 とはいえ、Mythosレベルの知能はまだヌースには及ばないし、スタート地点からしてアメリカという特定の国家、より厳密にいえば特定の現生人類の管理下にあるという点で大きく異なる。 本書は10年以上も前に書かれた本だが、こうして比較してみるとASIが登場した際に人間がどういう行動をとるか、ということを考える上でよい材料だと思う。 またSF的ではあるが、現生人類を超えた知能または技術力を持った宇宙人との接触でも似た動きが起きるだろうから、ここでも良い比較対象になる。 現在の最新AIモデルレベルの能力を身に付けるだけでも、大量のエネルギー、計算にかかる時間、コンピュータサイズを要するわけだが、まだ人間の身体の大きさにまでそのサイズを収納できていないし、エネルギー効率を高められてもいない。 段階的進化に匹敵する高度な新人類が生まれ、その遺伝子が広がっていく可能性は、ASIよりももっと可能性が低いだろう。 僅かに頭の大きさを大きくし、僅かに他の体機能の成長速度を遅らせる程度で、飛躍的にその機能を進化させえることは割と想像しやすい。 ということを考えると、もしヌースに匹敵した文明を起こせるように人類が進化しようと思うならば、遺伝子を操作して高度な知性を持った人類を生まれさせるか、ASIレベルの機能を軽薄短小化する、または外部化したコンピュータと接続できるくらいの超小型コンピュータと人間が一体化するといういずれかの方法になりそうだ。 考えるといくらでも妄想が捗る。 ひとまず下巻に進もう。

Posted by ブクログ

2026/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人類の進化についてを考察してしまう作品でその時が来たら現在の人類はどんな対応を取るのか。AIが作品の新人類と同じような役割になってくる気がします。

Posted by ブクログ

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