ジェノサイド(上) の商品レビュー
上下巻。 ずっと気になっていたけど題名から重そうな物語かなぁと、なかなか読む踏ん切りがつかなかった。 だけど、いざ読んでみるとものすごくおもしろい! テンポよく物語が進み、続きが気になってあっという間に読み終わった。 特に下巻は圧巻。 題名の意味も,人類の進化についても、いろ...
上下巻。 ずっと気になっていたけど題名から重そうな物語かなぁと、なかなか読む踏ん切りがつかなかった。 だけど、いざ読んでみるとものすごくおもしろい! テンポよく物語が進み、続きが気になってあっという間に読み終わった。 特に下巻は圧巻。 題名の意味も,人類の進化についても、いろいろな事が胸に残る小説。
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ホワイトハウスから始まり、東京の大学生、アフリカの傭兵と一見関係無さそうなことが繋がって行く感じ好きでした。
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並行してサピエンス全史を読んでいて、人類の起源やその後の進化に興味を持っていたところ、ブクログでたまたま発見して読み始めました。 難病を患う子を持つ傭兵のイェーガーと、薬学を専攻する研人。コンゴ共和国と日本という遠い離れた場所で展開する話がどのように繋がってくるのでしょうか。 ...
並行してサピエンス全史を読んでいて、人類の起源やその後の進化に興味を持っていたところ、ブクログでたまたま発見して読み始めました。 難病を患う子を持つ傭兵のイェーガーと、薬学を専攻する研人。コンゴ共和国と日本という遠い離れた場所で展開する話がどのように繋がってくるのでしょうか。 サピエンス全史でも度々でてくる、ホモサピエンスの凶暴性。改めて人間について考えさせられる一作です。
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親の遺言で肺胞上皮細胞硬化症の治療薬の開発を目指す日本人。 通信傍受システムを屈指して、人類滅亡の危機に対処するアメリカ政府。 アメリカ政府によってコンゴに派遣された武装集団。の3場面で物語が進行するSF小説。序盤は3場面が別々に進行していてグダってると感じたが、本書の終盤から全...
親の遺言で肺胞上皮細胞硬化症の治療薬の開発を目指す日本人。 通信傍受システムを屈指して、人類滅亡の危機に対処するアメリカ政府。 アメリカ政府によってコンゴに派遣された武装集団。の3場面で物語が進行するSF小説。序盤は3場面が別々に進行していてグダってると感じたが、本書の終盤から全てが繋がって「下巻」への期待がグングンと上がった。 アメリカ政府が使う軍事兵器がエシュロン(通信傍受システム)であったり、治療薬の開発をGPCR(Gタンパク共益型受容体)レベルで考えていたりリアリティがある。また将来開発されるであろうGIFT(AI創薬アプリ)の存在と人類絶滅要因を考察する流れをワクワクしながら読んでいた。
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こういった、一見全く異なる場所で、全く関係ない登場人物が徐々に繋がり最終的に一つの線になる…みたいな話は、個人的にツボです。 下巻も楽しみです。
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ホワイトハウスと普通の大学院生、4人の傭兵の3つの世界線が重なっていく面白さにのめり込まざるを得なかった。実話ではないかと感じる程の現実性と、自身に迫る危険かのように感じる緊迫感がある。物語の抱えるテーマの壮大さと、大学院生に感じられる親近感とのギャップも面白い。1つ1つの伏線が...
ホワイトハウスと普通の大学院生、4人の傭兵の3つの世界線が重なっていく面白さにのめり込まざるを得なかった。実話ではないかと感じる程の現実性と、自身に迫る危険かのように感じる緊迫感がある。物語の抱えるテーマの壮大さと、大学院生に感じられる親近感とのギャップも面白い。1つ1つの伏線が巧妙に回収されていく快感が続編の下巻でも味わえることに期待したい。
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知的に劣る男ほど、性的な面で優位に立とうとするのが歴然と見て取れた。 俺もこれからこのセリフ使わせて貰うわ 「ヒトという動物は、原始的な欲求を知性によって装飾し、隠蔽し、自己正当化を図ろうとする欺瞞に満ちた存在」 面白すぎる、今まで読んだ小説で1番かも
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第二次世界大戦からベトナム戦争の発砲率が大きく変わったのが物理的距離と心理的距離のてこ入れがなされたから、という話で、実際に広島原爆を落としたアメリカ人兵士たちの余生がどんなものだったのか興味が湧いたので調べてみると、「奪った命より多くの命を救った」と原爆の投下を正当化しているよ...
第二次世界大戦からベトナム戦争の発砲率が大きく変わったのが物理的距離と心理的距離のてこ入れがなされたから、という話で、実際に広島原爆を落としたアメリカ人兵士たちの余生がどんなものだったのか興味が湧いたので調べてみると、「奪った命より多くの命を救った」と原爆の投下を正当化しているような様子でインタビューにて答えている記事を見つけた。内容に対する賛否はともかくとして、自身の行った事に対する向き合い方としては最悪の場合を想定しそれよりも幾ばくか良かった、という考え方を持つことが自身を守ることにおいての最良の選択肢だと感じた。
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陰謀論とエイリアンと遺伝子SFをごちゃ混ぜにした印象で読みにくいかと思いきや、かなり読みやすい。イエーガー目線の王道冒険小説の道筋と日本側の古賀研人がどう絡むのか(どういうテーマで絡むかは分かる)見えていない所が多いまま上巻終了。かなり面白いぞ。
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