- 中古
- 書籍
- 文庫
丑三つ時から夜明けまで 光文社文庫
定価 ¥682
220円 定価より462円(67%)おトク
獲得ポイント2P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2013/11/08 |
JAN | 9784334766504 |
- 書籍
- 文庫
丑三つ時から夜明けまで
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
丑三つ時から夜明けまで
¥220
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
2.9
9件のお客様レビュー
密室!といったら本格トリックを想像しますが、この本ではなんと不可能犯罪は幽霊の仕業。霊能力者で構成された静岡県警捜査5課が頑張ります。霊の設定はきちんとしており、捜査一課の「私」(霊感ありのキレモノです)が一緒に行動して人間側の捜査もするため単純ではないストーリーになっています。...
密室!といったら本格トリックを想像しますが、この本ではなんと不可能犯罪は幽霊の仕業。霊能力者で構成された静岡県警捜査5課が頑張ります。霊の設定はきちんとしており、捜査一課の「私」(霊感ありのキレモノです)が一緒に行動して人間側の捜査もするため単純ではないストーリーになっています。短編としてはどれも良かったですが「幻の夏山」がほろりとして好きです。メンバーのキャラが立っているのに活躍しきれていないなど全体を通してみると勿体ないなと思う部分も多いのが残念ですが、ラストの回収も余韻も見事でしっかり楽しみました。
Posted by
図書館で。 幽霊が殺人を犯すという斬新なアイディア。というかとりあえずそれなら全部の殺人事件現場に一人このオカルト隊がくっついていくべきではないのだろうか?と思ったり。そしてなんでこんなに捜査一課と六課でしたっけ?はケンカ腰なんだろう?と不思議に思いました。 幽霊が殺しちゃった...
図書館で。 幽霊が殺人を犯すという斬新なアイディア。というかとりあえずそれなら全部の殺人事件現場に一人このオカルト隊がくっついていくべきではないのだろうか?と思ったり。そしてなんでこんなに捜査一課と六課でしたっけ?はケンカ腰なんだろう?と不思議に思いました。 幽霊が殺しちゃったならそれはそれ仕方ないね~って訳にはいかないのかな、いかないのかな。だったら霊力の強い幽霊が発生するポイントとかを感知できる装置とか作った方が良いような気がするとか本編とまるで関係ないことばかり考えました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
肉体から離脱した精神エネルギーとして「幽霊」の存在が認められた世界で,「幽霊」の犯罪を捜査する,霊能力者ばかりを集めた「静岡県警捜査五課」の捜査に焦点を当てた短編集。解説には,ユーモアミステリとあるが、ユーモアの要素はあまりない。シリアスではない,淡々とした描写の作品である。 捜査五課だけでなく,捜査一課の「私」や米田警部補といった人物が登場し,特に幽霊の存在に否定的な米田警部補と五課の七種警部補とのいがみ合いが,ユーモア的な要素か。 一番の難点は,世界観の練りこみ不足。幽霊の存在を警察しか知らないことにしているので,不可能犯罪があったときに,警察は幽霊の仕業として捜査をする。しかし,世間では幽霊は存在していないので,人間が幽霊の仕業と見せかけたり,幽霊が人間の仕業と見せかけたりするような,頭脳戦などはない。「幽霊は死因によって地縛霊になり,犯行現場まで行けない」というロジックがやたら出てくるのも難点。せっかくの特殊な世界観を構築したのに,その世界ならではのロジックはない。荒唐無稽なストーリーに逃げてしまい,それをユーモアと称している感じ。全体的なデキは低調。★2かな。 個別の作品の所感は以下のとおり ○ 丑三つ時から夜明けまで 密室での鈍器での殺害。五課や世界観の説明をした上で,オチは,被害者の娘が実は幽霊だったというもの。幽霊は,霊的なエネルギーが強いと人間のように生活できるという…。このあたりの設定も練りこみ不足のように思える。霊的な存在が実在しているように見え,本人が幽霊と自覚しているような世界で,幽霊の存在を本当に世間に隠せているのか…。ただ,この設定が最後の事件の伏線になっている。 ○ 復讐 旅行ジャーナリストが密室で殺害される。オチは,幽霊の仕業ではなく,人間の仕業で,殺された被害者が幽霊となり復讐したというオチ。 ○ 闇夜 犯人がカラスというオチ。幽霊がカラスを操って犯罪をしていたが,カラスが自分たちの意思で犯罪をしていた部分もあった。最後はホラー的なオチ。 ○ 幻の夏山 米田が捜査過程で射殺してしまった犯人から復讐されるのを防ぐという話。最後は,米田と「私」が泊まっていた山荘の存在そのものが霊的な存在になっていたというオチ。これもミステリーとはいいがたい。 ○ 最後の事件 七種警部補が実は幽霊で,真犯人だったというオチ。意外性はあるのだが,伏線も張り切れてないし,トリックらしいトリックもなし。
Posted by