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歌うクジラ(下) 講談社文庫
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歌うクジラ(下) 講談社文庫

村上龍(著者)

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歌うクジラ(下) 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/10/16
JAN 9784062776769

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商品レビュー

3.7

35件のお客様レビュー

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2024/09/29

後半のある地点に到達して以降の描写は圧巻だったと思うし、最後の数ページにはかなり感情を揺さぶられた。 社会の階層化が完成した社会に生じた停滞感や倦怠感について、生命科学や動物行動学などの膨大な情報を援用しながら一人称で途切れることなく語っていくスタイルは、近未来という舞台設定にと...

後半のある地点に到達して以降の描写は圧巻だったと思うし、最後の数ページにはかなり感情を揺さぶられた。 社会の階層化が完成した社会に生じた停滞感や倦怠感について、生命科学や動物行動学などの膨大な情報を援用しながら一人称で途切れることなく語っていくスタイルは、近未来という舞台設定にとてもマッチしていたと思う。 村上龍の作品は映像的だと言われることも多く、自分もそのような印象を持っていたけれど、描写から像を結びづらい描写も多く、言葉の持つ強いイメージを巧みに使っていることも多いとあらためて感じる。 また意外にも伏線をきちんと貼ってあったり、その後の起こることの予備知識をそれ以前の出来事にうまく織り交ぜているなど、ストーリーテリングのツボをうまく押さえているのはさすがだと思った。

Posted by ブクログ

2024/08/30

(2011/4/9) なにやら不思議な冒険だったが、テーマは発情期だったのですね。ほとんど人間だけ年がら年中発情期。そこにおける脳の働きとは。SFチック、近未来小説の形をとって、村上龍さんはこのあたりを伝えたかったのでしょうか。 桜の下で読んでました。

Posted by ブクログ

2023/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「他の人間になった自分をどうやって憎めばいいというのだろうか」。 死生観や倫理観、思いの外哲学的な小説でした。暴力や禁忌で混沌とした世界観はそのままに、結末には寂寥感が漂っている。 「狂ってることが正常」みたいな世界で、上層階級のサツキもヨシマツもそれに合わせてるように思えたけれど、下巻を読むと少なくともサツキは狂いから目を逸していないです。サツキが抱える喪失感や諦念の3行と、アキラの最後の祈りのつぶやきはとても好きでした。 移動。言われてみれば、アキラがひたすら移動するお話だったのだな。「逃げられない」、なんて美しい言葉だろうか、と登場人物は言ってたけど……どこかの段階で投げ出し諦め、生死を含めて自分の全てをなにかに委ねる、それはある意味ですごく幸福で美しい状態かもしれないなぁと思いました。 でも、アキラの最後の祈りのほうが美しいと思っていたいです。 逃げることはできる、ただし、生き延びられるかどうかは、わからない。

Posted by ブクログ

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