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白雪姫には死んでもらう 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2013/05/31 |
JAN | 9784488276065 |
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白雪姫には死んでもらう
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商品レビュー
4.2
41件のお客様レビュー
このドイツ警察小説シリーズは面白い。事件そのものだけではなく警部補とそのチームの人間性がよく描かれている。特に警部補がプライベートで悩む姿を描くところも気に入った。この後まだ未読のシリーズがあるので順番に読んでいく。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
冤罪で11年の刑期を終えたトビアスは、出所して故郷に帰って来る。 それに合わせたかのように再び不穏な空気に襲われるアルテンハイン。 暴力事件が起こり、再び少女が行方をくらます。 これ、ものすごく怖い話です。 例えばテレビの「逃走中」で自分一人が残った時に、何十人ものハンターが表情一つ変えることなく自分を追いつめてきたら。 それも、捕まえて終わりではなく、命を取るまでゲームが終わらないとしたら。 ところが自体はそれほど単純ではなくて、真実が少しずつ明かされるたびに二転三転と状況が変わって行く。 トビアスは無罪。 誰が、何のために、彼に罪をかぶせて、なおかつ今もなお暴力で支配しようとしているのか。 加害者が自警団を作り被害者を襲う。 その理由たるや、他人の痛みには知らん顔をしたまま自分の痛みだけを主張するおぞましさ。 だけど、文章は読みやすくて、読後感もそれほど悪くはない。 警察は警察でいろいろ問題を抱えているのだけど、例えば妻の浮気とか、自宅を強制退去させられる刑事の他に、届けを出さずにアルバイトする刑事や(届けが認められたらアルバイト可というのがびっくり)、知人に頼まれて証拠書類を廃棄する刑事(日本にもいるかも)など、日本の公務員に比べて職務専念の度合いの低さに驚き。 次は自費出版されたデビュー作に挑戦だ!
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白雪姫と呼ばれた少女たちを殺した罪に問われたトビアスは、無実を訴えた。けれども有罪となり、罪を償い、生まれた小さな村に戻った。 両親は殺人者の親として嫌がらせを受け、大切にしていたレストランも閉店していた。 出所した元少年の身の回りに不穏な嫌がらせが起こる。母も何者かに襲...
白雪姫と呼ばれた少女たちを殺した罪に問われたトビアスは、無実を訴えた。けれども有罪となり、罪を償い、生まれた小さな村に戻った。 両親は殺人者の親として嫌がらせを受け、大切にしていたレストランも閉店していた。 出所した元少年の身の回りに不穏な嫌がらせが起こる。母も何者かに襲われ意識不明の重体になる。 トビアスは過去の事件において無罪であろうことは読者にはすぐにわかる。 では誰が殺したのか? 小さな村の中のしがらみのある人間関係は陰鬱で、外から引っ越してきたメアリー(殺された白雪姫に似ている)が、風通しのいいキャラクターで魅力的だ。 過去を知らぬアメリーがトビアスに惹かれるのも当然だし、トビアスも彼女が居るから救われるところがあっただろう。 物語が進むにつれ、気が重くなるのだが……でも、やはりこの2人が主軸であってよかったなぁと思うエンディング。 この小さな村でこれからどういう物語が描かれるのか少し気になる。
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