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白雪姫には死んでもらう
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白雪姫には死んでもらう
¥1,430
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商品レビュー
4.2
44件のお客様レビュー
解説氏も書いておられましたが 前作とは一転、 横溝正史のような 長らくメンバーが変わらない、 閉鎖的な村の物語。 登場人物や役割が多くて わからなくなるかも?と思いきや 丁寧に読んでいくとわかる! これはさすがですね。 とっ散らかして 読む気なくす作品、ありますので。 引き...
解説氏も書いておられましたが 前作とは一転、 横溝正史のような 長らくメンバーが変わらない、 閉鎖的な村の物語。 登場人物や役割が多くて わからなくなるかも?と思いきや 丁寧に読んでいくとわかる! これはさすがですね。 とっ散らかして 読む気なくす作品、ありますので。 引き続き オリヴァーとピアのシリーズ、 読みたいと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
巻末の解説の中に「王子は死体愛好家」とあったので、ビックリして他で調べてみたら、伝承民話であるため、話のバージョンはいろいろあるが死体愛好家とハッキリと示唆する話はないようである。ただ、初対面で既に死んでいるものを強引に譲り受け、それを自室に運びこんで眺め、しまいには常に側に置いて眺めていないとごはんも喉を通らなくなり、外出時にまで必ず家来に持ち運ばせたり、と言った件がある話から、そのような解釈がなされることもあるらしい。もっとビックリした事には、ペドフィリアの話だ、という説もあるらしい。最後に姫を助けにいくのは王子ではなく父親で、父娘で幸せに暮らしました、で完結する伝承民話があるそうで、それが父と娘として幸せにか、父と娘二人きりでラブラブにという意味か、どちらにも解釈できるため、そのようにも言われているらしい。さらにもっとビックリしたのは、小人一人一人と白雪姫が毎夜、ベッドを共にしたからこそ七人の小人であったらしく、亡くなった白雪姫の身体にはその証拠に、、、あっ、このくらいで辞めておきます。話が脱線し過ぎて、『白雪姫』のレビューだか、『白雪姫には死んでもらう』のレビューだか、わからなくなってしまいました(^^;;すみません ドイツの童話である「白雪姫」がタイトルに付くドイツのミステリー。白雪姫のような「肌は雪のように白く、髪は黒檀のように黒く、唇は血のように赤い」美少女の死にまつわるお話。閉鎖的な集落の人々が、それぞれの都合で真実に目を瞑り、嘘を突き通す。たとえそれが、無実の青年に濡れ衣を被せ、彼の人生を狂わせ、その家族を破滅に追い込もうとも、村人達は嘘に嘘を重ねていく。嘘を突き通す人々とそれに同調していく人々。 刑事オリヴァーとピアの活躍で、最後に真実が暴かれ、青年と色白の繊細な顔立ち、ふくよかな唇、なんでもお見通しのような黒い瞳の持ち主である死なずにすんだもう一人の白雪姫、死んでしまった白雪姫を守っていた自閉症のティースは新しい人生をやり直す。 ドロドロした人間関係のドイツミステリーも割に好きな私です。
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このドイツ警察小説シリーズは面白い。事件そのものだけではなく警部補とそのチームの人間性がよく描かれている。特に警部補がプライベートで悩む姿を描くところも気に入った。この後まだ未読のシリーズがあるので順番に読んでいく。
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