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輸血医ドニの人体実験 科学革命期の研究競争とある殺人事件の謎
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2013/05/20 |
| JAN | 9784309252827 |
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輸血医ドニの人体実験
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輸血医ドニの人体実験
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
以前フォロワーさんのツイートを見て興味を持った、輸血医療の歴史を綴った1冊。17世紀のイギリス対フランスという構図で宗教や政治、倫理観を背景にした輸血医療の賛否、血液型の観念がない時代、異種間動物、動物から人間への輸血医療を実験する
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医学の進歩は、現代の常識では嫌悪感を覚えるような試行錯誤と共にある。我々は、その不愉快な実験の恩恵だけを受けており、過去の気持ち悪い出来事を忘れてしまっている。また、そこには、宗教観、倫理観の対立も含まれる。本著はその一つ、輸血を巡る論争、事件のドキュメンタリーだ。 読みながら...
医学の進歩は、現代の常識では嫌悪感を覚えるような試行錯誤と共にある。我々は、その不愉快な実験の恩恵だけを受けており、過去の気持ち悪い出来事を忘れてしまっている。また、そこには、宗教観、倫理観の対立も含まれる。本著はその一つ、輸血を巡る論争、事件のドキュメンタリーだ。 読みながら、現代の知識で違和感を感じてしまう箇所が幾つもある。読者として、登場人物の誰がしかに強い共感を持ちたい所だが、主人公とも言えるドニは、やっている事が原始的、奇抜過ぎて中々感情移入できない。しかし、著者が公平な視点を保ったお陰で、この事件が後々の医学の発展に寄与したという事を、正しく認識できる。 パイオニアは、時に嫌悪感を齎す。後世への恩恵は、犠牲の上に成り立つのだった。
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輸血が近代の医学に登場したのは19世紀になってからだが、実はその150年も前に輸血が試されていた。 本書はその裏にあった人間同士のエゴのぶつかりあい、宗教的タブー、国家の対立といった事実を浮き彫りにするとともに、なぜ、輸血が150年もタブーとされなかったいけなかったかに光を当て...
輸血が近代の医学に登場したのは19世紀になってからだが、実はその150年も前に輸血が試されていた。 本書はその裏にあった人間同士のエゴのぶつかりあい、宗教的タブー、国家の対立といった事実を浮き彫りにするとともに、なぜ、輸血が150年もタブーとされなかったいけなかったかに光を当てている。 まず、動物から動物、その次に動物から人という輸血の実験の経緯は、今日から見れば、無茶苦茶なのだが、今の医療はたゆまぬ努力と試行錯誤、そして多数の犠牲の元に成立したことを再認識させる良書だ。
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