ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(1)

廣嶋玲子【作】, jyajya【絵】

• 販売会社／発売会社: 偕成社
• 発売年月日: 2013/05/16
• JAN: 9784036356102

商品レビュー

2023/07/17

ふしぎ駄菓子屋　銭天堂(１)

[久野]

甥っ子、高校生、中学生の甥っ子にプレゼントしました。
新しく値段もお手頃でよかったです。

2025/02/11

小学生向きにしては理屈っぽいし、大人が読むには頼りない。どの年齢層を狙っているのかいまいちわからないのに話題になっているから不思議。
おそらくシリーズを進めていくとおかみの正体やこの店の成り立ちが描かれるのではないかと思うが、第一巻でおなか一杯。期限のあるお菓子なら現実味があるのに、用途とたがへなければいつまでも使えるというのもなんだかなぁって感じです。
使用説明が物語の説明書みたいになってしまっているのが一番残念。まぁ、その辺は子供向きか（笑

2024/12/17

　おもしろかった！おもしろいけど、こわいです。チャイコフスキーくるみ割り人形の金平糖の精の踊りが聞こえてきそう。
　運がよければ出会える駄菓子屋「銭天堂」。望みをかなえますよと自ら「紅子」と自己紹介するおかみさんが、レア硬貨と交換でふしぎ駄菓子をわたしてくれます。

　こわさは2種類、ひとつは物理的。キケン・あぶないです！もうひとつは精神的なこわさ、駄菓子の魅力にロックオン！されながらも、ルールを守ることを強制されます。

　この本は小学生のみなさんに人気みたいですね。
　自分が小学生だったらどう感じるだろうか。たぶん「ルールを守ればよいことがあるし、怖い目にあわない」みたいに思うだろうなぁ。
　でも、伝えてあげたい。ルールを守ることは大切だけど、もっとよくするために、ルールを作ったり、ルールを変えることも大切だよと。

　お客さんの幸福を願っている紅子さんは悪い人ではなさそうです。
　しかし、表紙をみると駄菓子に書かれた名前が「のろいの人形やき」とか、全体的にネコ多め、かつ、闇が強めです。この世の食品衛生法とか食品表示法とは無縁の、あの世のものみたいです。

　この一冊では紅子さんの秘密はよくわからないです。今、公開されている映画にも追いついていないみたいに感じます。さらに読みすすめるしかありません。