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幻坂
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幻坂

有栖川有栖(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 メディアファクトリー
発売年月日 2013/04/11
JAN 9784840151658

幻坂

¥220

商品レビュー

3.4

52件のお客様レビュー

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2023/12/06

大阪にある七つの坂を舞台にした9話の短編集。歴史的因縁や文化的背景を織り交ぜながら叙情的で切なさが多い作品。「愛染坂」と「真言坂」がとても悲しく切なかった。霊がこの世にとどまっている理由が、大事な人の幸せを見届けているからというのがまた良い。「濱地健三郎の霊なる事件簿」の濱地探偵...

大阪にある七つの坂を舞台にした9話の短編集。歴史的因縁や文化的背景を織り交ぜながら叙情的で切なさが多い作品。「愛染坂」と「真言坂」がとても悲しく切なかった。霊がこの世にとどまっている理由が、大事な人の幸せを見届けているからというのがまた良い。「濱地健三郎の霊なる事件簿」の濱地探偵が出てくる作品もあった。

Posted by ブクログ

2023/01/06

坂って、標高の異なる場所を繋ぐものと思うと、異なる次元と繋がって、怪しきものに遭遇してしまうところなのかも。 濱地健三郎ものが2作。

Posted by ブクログ

2021/01/16

久しぶりの再読。以前『濱地健三郎シリーズ』を読んだときに、あとがきにてこの作品が濱地の初登場と知り、そのことをすっかり忘れていたため久々に読みたくなった。 『天王寺七坂』と呼ばれる七つの坂を舞台にした話と、芭蕉終焉の地やさらに歴史を遡って歌人の話二編を加えての九編。 目的の濱...

久しぶりの再読。以前『濱地健三郎シリーズ』を読んだときに、あとがきにてこの作品が濱地の初登場と知り、そのことをすっかり忘れていたため久々に読みたくなった。 『天王寺七坂』と呼ばれる七つの坂を舞台にした話と、芭蕉終焉の地やさらに歴史を遡って歌人の話二編を加えての九編。 目的の濱地登場作品は二話。 一つは女性デザイナーの別荘に現れるという子供の幽霊を調査に来たという設定で、シリーズ作品に繋がるようなミステリーとサスペンスを織り混ぜたような雰囲気。 切れ味鋭い濱地が見られた。 もう一編は彷徨っている女性の霊を何故か料亭でもてなしている濱地。もちろんそこには女性のために行った理由があるのだが、料亭自体も雰囲気があって面白い。先の切れ味鋭い濱地とは違う、穏やかな濱地が見られる。 他の作品は怪談といっても様々な味わいがあった。猫に魅入られる「口縄坂」は怖かった。 他はノスタルジーありセンチメンタルあり、ほのぼの系もあった。 個人的に最後の二編はあまり入り込めなかった。 大阪にこんな坂道が沢山ある地域があるとは知らず、巻末の地図を見ながら読むのも一興。 ミステリーとは違う有栖川作品を楽しめた。

Posted by ブクログ

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