幻坂

有栖川有栖(著者)

• 販売会社／発売会社: メディアファクトリー
• 発売年月日: 2013/04/11
• JAN: 9784840151658

商品レビュー

2025/07/14

短編で坂が関係する話　ひとつひとつテイストが違う　時間をおいて枯野から読んだら何の本だったか混乱した

2025/05/11

大阪にある天王寺七坂を舞台にしたホラーというか怪談という方がしっくりくる。
濱地健三郎が出てくる話があるので読んでみたけど、さすがどのお話も面白いんだけど、全く知らない土地なのでイメージが湧きにくかったのが残念。
どの坂もとても情緒ありそうで、いつか行ってみたいな。

濱地健三郎が小料理へ幽霊を連れて行く話（天神坂）とストーカーに殺された恋人に会う話（真言坂）、　松尾芭蕉の話（枯野）が特に好き。

2024/11/27

大阪人なんで馴染みの坂たちがこんな素敵に怖ぁなるとは／／清水さん少年時代紅き花／愛染坂ともに登れるはずやった／怖かった源聖寺坂絵の中に／猫の霊口縄坂の魔法かな／今もまだあなたに逢える真言坂／幽霊と会食できる天神坂／逢坂で俊徳丸の見たものは／旅の果て翁は行くよ枯野へと／家隆の夕陽庵から眺むれば／／濱地健三郎も登場／大阪の古い地図を見たあなった／たまたま百人一首に関する本を読んでるところやったんで最後の夕陽庵の話に「ほぅ」でした／大阪人以外には地理的なもんがようわからんという感じやろうけど、それはまあ、ふだんぼくらが東京を舞台にした話でいまいちつかめないってのと同じやろうということで。