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タタール人の砂漠 岩波文庫
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タタール人の砂漠 岩波文庫

ディーノ・ブッツァーティ(著者), ブッツァーティ(著者), 脇功(訳者), 脇功(訳者)

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タタール人の砂漠 岩波文庫

定価 ¥1,012

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2013/04/18
JAN 9784003271919

タタール人の砂漠

¥990

商品レビュー

4.1

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みんなの感想まとめ
  • 孤独な日々の葛藤
  • 砦の若き将校
  • 時間の流れの虚しさ
  • 戦いへの期待と絶望
  • 辺境の無為な生活
  • 人生の挫折と後悔
  • 哀しみを抱える読者
  • 夢と希望の難しさ
  • 人間の普遍的共感
  • 孤独を描く文学

孤独で無為な日々を過ごす主人公の姿を通じて、人生の虚しさや時間の流れを深く掘り下げた作品です。辺境の砦に配属された若き将校ドローゴは、いつか来る敵との戦いを夢見ながら、何も起こらない単調な日々に埋もれていきます。彼の心の葛藤や期待は、一般的な人生の挫折や絶望に重なり、読者に普遍的な共感を呼び起こします。時間の無情さや、選択の結果としての後悔が描かれ、特に歳を重ねた人々にはその哀しさが心に響くことでしょう。物語は、変わらない現実に対する無力感と、夢や希望を抱くことの難しさを見事に表現しています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/10/28

人生ってのは、案外自分が思い描いたようにいかなくて、そして呆気なく、静かに過ぎ去るものなんだろうな…。 主人公のドローゴからしたらそう見えるかもしれないけど、傍から見たら家にもろくに帰らず砦の務めを果たしているではないか。 …て思うのは砦を若くして去った者の意見なんだろう。 ...

人生ってのは、案外自分が思い描いたようにいかなくて、そして呆気なく、静かに過ぎ去るものなんだろうな…。 主人公のドローゴからしたらそう見えるかもしれないけど、傍から見たら家にもろくに帰らず砦の務めを果たしているではないか。 …て思うのは砦を若くして去った者の意見なんだろう。 私はドローゴの境地にすらいけないかもしれない。 長く仕事を務めた人間にしか見えない風景ではなかろうか。 そしてそれが、私が夢見る幻想風景なんだろう。 いつ攻めてくるかわからないタタール人。 あと永久に空いた母の部屋みたいな表現が本当に空しく聞こえた。 私も、家族の団欒がもう過去のものになっているので一層悲しい。人のいない家ほど寂しいものはない。ここにもこれからの人生で経験するであろうことが垣間見えた気がした。 ひとりで死んでいくことは寂しいけど、でもひとりで死んだ人は少なくないと思ってしまう。 ひとりで生きた人々を思うと、自分もそっちに行くから、特別に寂しくはないかな、と思ってしまう。 なんか不思議。これをおばあちゃんになって読んだらどう思うかな。

Posted by ブクログ

2026/10/27

気づかないほどのゆっくりした歩みで、人生の砂時計が落ちていく。ブッツァーティの短篇「7階」を思い出す、少しずつ不穏が忍び寄る感じだった。期待するようなことは起きないと分かっていながらも、ドローゴに何かが起こりそうなときはソワソワした。 結末が、特に何もないのに何故かそこに希望があ...

気づかないほどのゆっくりした歩みで、人生の砂時計が落ちていく。ブッツァーティの短篇「7階」を思い出す、少しずつ不穏が忍び寄る感じだった。期待するようなことは起きないと分かっていながらも、ドローゴに何かが起こりそうなときはソワソワした。 結末が、特に何もないのに何故かそこに希望があるかのような印象的な終わり方でとても好きだった。 人生に意味を期待することそのものが描かれていると思う。

Posted by ブクログ

2026/10/19

『イタリアのカフカ』と呼ばれる理由がよく分かる、不条理と無常感に満ちた一冊 見えない敵を相手に、絶え間なくも緩慢な緊張に苛まれ続ける主人公 青春を無為に消費し老いていく姿は、現代の読者にも静かな恐怖を抱かせる なぜなら思い当たる節がありすぎるから… 特にラストの展開があまりにもシ...

『イタリアのカフカ』と呼ばれる理由がよく分かる、不条理と無常感に満ちた一冊 見えない敵を相手に、絶え間なくも緩慢な緊張に苛まれ続ける主人公 青春を無為に消費し老いていく姿は、現代の読者にも静かな恐怖を抱かせる なぜなら思い当たる節がありすぎるから… 特にラストの展開があまりにもショックで、本を閉じてからもしばらく頭を抱えてしまった 主人公達の不条理な境遇に身悶えすればするほど、高潔なまでに美しくよそよそしい砦の描写がより際立つのも素晴らしい 決して楽しく読める一冊ではない それでも、傑作と呼ばざるを得ない力がある 久々に「作品に打ちのめされる」タイプの読書をした

Posted by ブクログ

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