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タタール人の砂漠 岩波文庫
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タタール人の砂漠 岩波文庫

ブッツァーティ【作】, 脇功【訳】

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タタール人の砂漠 岩波文庫

定価 ¥1,012

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2013/04/18
JAN 9784003271919

タタール人の砂漠

¥990

商品レビュー

4.1

226件のお客様レビュー

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2026/08/23

表紙が素敵。 人生において"何か"を待ちわびるときも、何も起こらないことを祈り続けるときもあるだろうが、災害大国の住人は後者の時間が圧倒的に長く、この物語が普遍的なものだとは思わないのではないか? …という読後感だったが、ネット上のレビューをみる限り自分はマ...

表紙が素敵。 人生において"何か"を待ちわびるときも、何も起こらないことを祈り続けるときもあるだろうが、災害大国の住人は後者の時間が圧倒的に長く、この物語が普遍的なものだとは思わないのではないか? …という読後感だったが、ネット上のレビューをみる限り自分はマイノリティ側のようだ。

Posted by ブクログ

2026/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『地下室の手記』と同じタイプの本。こちらはそっと握ったナイフを、音をたてないようにゆっくり刺してくる。 読み心地としては、一文がかなり長いので、読みづらい部類に入る気がする。砂漠も砦も夜空の星もとても綺麗なのだが。 内容的にも、人にオススメはしないけど、読んで欲しい本。 自分は何者かになれるという甘い希望が押し潰される。そして、いつでも戻れると考えているうちに、若さというものは飛ぶように消え去り、もはや周りには誰も残らず、自分は『何者にもなれなかった一人』であるということに気がつく。ドローゴは英雄的な活躍、恋、友情や愛情のどれもを待ち望むも、それは遠い地の光であり、それが近づいてくるのをじっと待つうちに全てを失うのだ。 誰もが彼を追い越し、先に進んでいく。自分の中では町は昔のまま、戻ればかつての自分の席があるような気がしていたのに、友人は出世し、結婚し、兄弟たちも外国へ行き、恋も待っていない。時と死だけはいつも公平に降り注ぐのに、それに気づかなかった自分だけがその場に残されたような気になる……。 愚かというには身に覚えがありすぎるのではないだろうか? ほとんどの人にとって自分は特別なものだ。砂漠の向こうから敵がやってきて、自分がそれを打ち倒し、功績を讃えられる……このような夢想をすることもあるだろう。しかし、そんな日は訪れない。 『タタール人の砂漠』は、静かに現実を突きつけてくる。だけど、『そんな日が訪れない』ことを理解するのは難しいし、歳を取ることの意味を、失うものの価値を理解するのは難しい。 怖かったのは、何もしてない人ほど心が若いのでは……と思わされたことか。 読んでいて、「君は若い」という言葉が出てくるたびに、額面通りに受け取ってはいけないなと思った。だって、『期待』に時間を費やさず、その若さを活かせる人はどれだけいるのだろう。時間は有限で、自分のために使える時間はもっとずっと少ない。 あと、大抵の場合、何かを選択した時には、『戻る』という選択肢は存在しないのであしからず。

Posted by ブクログ

2026/08/14

時の流れの残酷さ。私は今から何かを変えられるのだろうか。このまま加速度的に時だけが進むのだろうか。儚い希望は、現実に起こらずに妄想のままなのだろうか。目が覚める思いもしたが、私の現実での選択は結局ドゴールと同じだ。

Posted by ブクログ

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