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新編 不穏の書、断章 平凡社ライブラリー
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2013/01/12 |
JAN | 9784582767803 |
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商品レビュー
4.1
10件のお客様レビュー
フェルナンド・ペソアは、 生前はまったく無名だったそうです。 没後27,000点以上の草稿が詰まったトランクが発見され、 一挙にその名が知れ渡ったみたいです。 その後は、紙幣に肖像が使われたり、 1905年創業の老舗カフェの前に銅像が設置されるなど、 いまではポルトガルの国民的詩...
フェルナンド・ペソアは、 生前はまったく無名だったそうです。 没後27,000点以上の草稿が詰まったトランクが発見され、 一挙にその名が知れ渡ったみたいです。 その後は、紙幣に肖像が使われたり、 1905年創業の老舗カフェの前に銅像が設置されるなど、 いまではポルトガルの国民的詩人と呼ばれているようです。 本書は架空の人物の手記という体裁をとっていますが、 まるでペソア本人の頭の中を覗き見ているようです。 生きることに対する虚無感、倦怠、 存在の不確かさなどについて、 とめどなく書き連ねてあります。 ペソアは70以上もの人格を創造して 作品を書き分けていたということですが、 自分が何者なのかということを知ろうとして いろんな人格になりきり、 けっきょく何者でもなかったという 思いに至ったのかもしれません。 誰にとっても自分が何者で、 どこから来てどこへ行くのかというのは、 わかろうとしても知りようのないものです。 ペソアは膨大な文章を書き続けることで、 カタルシスを得ていたのかもしれませんね。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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これは一生ものの一冊になりそうです。読んでいると、生活上の様々な出来事や悩みが至極つまらないことに思える。開き直ることができる。自分が自分でいられる。それでいて、時にしんみりすることもある。まるでお酒のように、飲み方によって色々な酔い方ができる作品です。
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正直、むちゃくちゃ難しかった。言ってることも難しいし、単語の意味も難しいから、理解できなかった文もたくさんあった。 ひとつひとつに重みがすごくあるから、数篇まとめて読んでしまうと、情報摂取量過多になって、頭がパンクしちゃう。 だけど、そんなところも含めて、また読みたくなるような...
正直、むちゃくちゃ難しかった。言ってることも難しいし、単語の意味も難しいから、理解できなかった文もたくさんあった。 ひとつひとつに重みがすごくあるから、数篇まとめて読んでしまうと、情報摂取量過多になって、頭がパンクしちゃう。 だけど、そんなところも含めて、また読みたくなるような魅力を湛えた本だった。
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