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新編 不穏の書、断章 平凡社ライブラリー
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新編 不穏の書、断章 平凡社ライブラリー

フェルナンドペソア【著】, 澤田直【訳】

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新編 不穏の書、断章 平凡社ライブラリー

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2013/01/12
JAN 9784582767803

新編 不穏の書、断章

¥1,650

商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2024/05/18

フェルナンド・ペソアは、 生前はまったく無名だったそうです。 没後27,000点以上の草稿が詰まったトランクが発見され、 一挙にその名が知れ渡ったみたいです。 その後は、紙幣に肖像が使われたり、 1905年創業の老舗カフェの前に銅像が設置されるなど、 いまではポルトガルの国民的詩...

フェルナンド・ペソアは、 生前はまったく無名だったそうです。 没後27,000点以上の草稿が詰まったトランクが発見され、 一挙にその名が知れ渡ったみたいです。 その後は、紙幣に肖像が使われたり、 1905年創業の老舗カフェの前に銅像が設置されるなど、 いまではポルトガルの国民的詩人と呼ばれているようです。 本書は架空の人物の手記という体裁をとっていますが、 まるでペソア本人の頭の中を覗き見ているようです。 生きることに対する虚無感、倦怠、 存在の不確かさなどについて、 とめどなく書き連ねてあります。 ペソアは70以上もの人格を創造して 作品を書き分けていたということですが、 自分が何者なのかということを知ろうとして いろんな人格になりきり、 けっきょく何者でもなかったという 思いに至ったのかもしれません。 誰にとっても自分が何者で、 どこから来てどこへ行くのかというのは、 わかろうとしても知りようのないものです。 ペソアは膨大な文章を書き続けることで、 カタルシスを得ていたのかもしれませんね。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

Posted by ブクログ

2023/06/30

これは一生ものの一冊になりそうです。読んでいると、生活上の様々な出来事や悩みが至極つまらないことに思える。開き直ることができる。自分が自分でいられる。それでいて、時にしんみりすることもある。まるでお酒のように、飲み方によって色々な酔い方ができる作品です。

Posted by ブクログ

2020/03/25

正直、むちゃくちゃ難しかった。言ってることも難しいし、単語の意味も難しいから、理解できなかった文もたくさんあった。 ひとつひとつに重みがすごくあるから、数篇まとめて読んでしまうと、情報摂取量過多になって、頭がパンクしちゃう。 だけど、そんなところも含めて、また読みたくなるような...

正直、むちゃくちゃ難しかった。言ってることも難しいし、単語の意味も難しいから、理解できなかった文もたくさんあった。 ひとつひとつに重みがすごくあるから、数篇まとめて読んでしまうと、情報摂取量過多になって、頭がパンクしちゃう。 だけど、そんなところも含めて、また読みたくなるような魅力を湛えた本だった。

Posted by ブクログ

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