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まほろ駅前番外地 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/10/10 |
JAN | 9784167761028 |
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まほろ駅前番外地
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まほろ駅前番外地
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商品レビュー
3.9
376件のお客様レビュー
まほろシリーズ2作目、今回は多田行天の周りの人たちにスポットが当たる話が多い 前作を読んでから間があいてしまっていたが、冒頭に各キャラクターの説明がありよかった 7編の中でも由良公は運が悪いがすき
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- ネタバレ
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先が気になり過ぎて、立て続けに続編を読む。 曽根田のばあちゃんの「思い出の銀幕」、 若き日のろまんすが、まるで目の前で繰り広げられているかのような色鮮やかさ。 岡夫人の観察も、意外に?繊細、更に洞察力も凄まじく驚く。 岡夫人の穏やかで優しい人柄も垣間見る。 ラストは次に続くような終わり方で、今から楽しみ! 行天の中の氷もきっと少しずつ溶けていくことを願う。 ★「岡夫人は観察する」の中から、好きな一文メモ 男女や夫婦や家族といった言葉を超えて、ただなんとなく大事だと感じる気持ち。 とても低温だが、しぶとく持続する、静かな祈りにも似た境地。 諦めと惰性と使命感とほんの少しの暖かさ。細々と、毎日働き、自分の役目を果たすときの心情と同じ感覚で細く結びついている。
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前作『まほろ駅前多田便利軒』の スピンオフとなる本作『まほろ駅前番外地』 今回も、生真面目な多田と、いつの間にか多田便利軒に居ついているつかみどころのない行天コンビが、ゆるりと様々な依頼を引き受ける。 スピンオフだけに、まほろ市のお馴染みの顔触れに焦点が当たる物語も多く、意外...
前作『まほろ駅前多田便利軒』の スピンオフとなる本作『まほろ駅前番外地』 今回も、生真面目な多田と、いつの間にか多田便利軒に居ついているつかみどころのない行天コンビが、ゆるりと様々な依頼を引き受ける。 スピンオフだけに、まほろ市のお馴染みの顔触れに焦点が当たる物語も多く、意外な一面を垣間見れるのもまた楽しい。 単体でも勿論面白いが、未読の方は『まほろ駅前多田便利軒』から見るのがオススメだ。 収録は以下の7作品 『光る石』 『星良一の優雅な日常』 『思い出の銀幕』 『岡夫人は観察する』 『由良公は運が悪い』 『逃げる男』 『なごりの月』 特に私が印象的だったのは、以下2作品。 『星良一の優雅な日常』 裏社会の若きボスの日常が、意外に所帯染みていてどこかコミカルで、それでいながらストイックさは忘れない。 母親と恋人の清海にめっぽう弱い。そして日記は忘れない。こういう男は何だか憎めない。 そして『思い出の銀幕』 曽根田のぼあちゃんが訥々と語る若かりし頃のロマンス。いやぁ、一生忘れられない程の恋っていいもんだなぁ。 そしてそこで語られた、徴兵で戦に駆り出された男同士だけに分かり合える結び付き。なんとも深いなぁ。 多田と行天が作り出す、独特でゆるくて居心地のいい空気感はそのままに、たくさんのキャラクターが登場する物語は、何やら賑やかで騒がしい。 個性豊かな各章は、読んだ人それぞれに心に残る作品が異なりそうで、それもまた興味深い。
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