まほろ駅前番外地 の商品レビュー
まほろシリーズ2作目、今回は多田行天の周りの人たちにスポットが当たる話が多い 前作を読んでから間があいてしまっていたが、冒頭に各キャラクターの説明がありよかった 7編の中でも由良公は運が悪いがすき
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先が気になり過ぎて、立て続けに続編を読む。 曽根田のばあちゃんの「思い出の銀幕」、 若き日のろまんすが、まるで目の前で繰り広げられているかのような色鮮やかさ。 岡夫人の観察も、意外に?繊細、更に洞察力も凄まじく驚く。 岡夫人の穏やかで優しい人柄も垣間見る。 ラストは次に続くような終わり方で、今から楽しみ! 行天の中の氷もきっと少しずつ溶けていくことを願う。 ★「岡夫人は観察する」の中から、好きな一文メモ 男女や夫婦や家族といった言葉を超えて、ただなんとなく大事だと感じる気持ち。 とても低温だが、しぶとく持続する、静かな祈りにも似た境地。 諦めと惰性と使命感とほんの少しの暖かさ。細々と、毎日働き、自分の役目を果たすときの心情と同じ感覚で細く結びついている。
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前作『まほろ駅前多田便利軒』の スピンオフとなる本作『まほろ駅前番外地』 今回も、生真面目な多田と、いつの間にか多田便利軒に居ついているつかみどころのない行天コンビが、ゆるりと様々な依頼を引き受ける。 スピンオフだけに、まほろ市のお馴染みの顔触れに焦点が当たる物語も多く、意外...
前作『まほろ駅前多田便利軒』の スピンオフとなる本作『まほろ駅前番外地』 今回も、生真面目な多田と、いつの間にか多田便利軒に居ついているつかみどころのない行天コンビが、ゆるりと様々な依頼を引き受ける。 スピンオフだけに、まほろ市のお馴染みの顔触れに焦点が当たる物語も多く、意外な一面を垣間見れるのもまた楽しい。 単体でも勿論面白いが、未読の方は『まほろ駅前多田便利軒』から見るのがオススメだ。 収録は以下の7作品 『光る石』 『星良一の優雅な日常』 『思い出の銀幕』 『岡夫人は観察する』 『由良公は運が悪い』 『逃げる男』 『なごりの月』 特に私が印象的だったのは、以下2作品。 『星良一の優雅な日常』 裏社会の若きボスの日常が、意外に所帯染みていてどこかコミカルで、それでいながらストイックさは忘れない。 母親と恋人の清海にめっぽう弱い。そして日記は忘れない。こういう男は何だか憎めない。 そして『思い出の銀幕』 曽根田のぼあちゃんが訥々と語る若かりし頃のロマンス。いやぁ、一生忘れられない程の恋っていいもんだなぁ。 そしてそこで語られた、徴兵で戦に駆り出された男同士だけに分かり合える結び付き。なんとも深いなぁ。 多田と行天が作り出す、独特でゆるくて居心地のいい空気感はそのままに、たくさんのキャラクターが登場する物語は、何やら賑やかで騒がしい。 個性豊かな各章は、読んだ人それぞれに心に残る作品が異なりそうで、それもまた興味深い。
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2024.6.30 読了。 まほろ駅前で多田が営む便利軒。ひょんなことから転がり込んできた高校の同級生行天と様々な依頼を解決していく。7編のスピンオフ的連作短編集。 ☆3.6 今作は「まほろ駅前多田便利軒」の続編とも言える。「まほろ駅前多田便利軒」にも登場した依頼主目線から...
2024.6.30 読了。 まほろ駅前で多田が営む便利軒。ひょんなことから転がり込んできた高校の同級生行天と様々な依頼を解決していく。7編のスピンオフ的連作短編集。 ☆3.6 今作は「まほろ駅前多田便利軒」の続編とも言える。「まほろ駅前多田便利軒」にも登場した依頼主目線から多田便利軒の多田と行天を見ているような作品。 短編で読みやすく、クスッとするシーンが多かったが、ラストの行天の行動が2人がそれぞれ抱える癒えない闇の部分が影を落とす。 続編も発売されているので読んでみたいと思う。
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便利屋を取り巻く環境はどうなるんだろうとちょこっと気になったおまけのお話。 とても読みやすくそれぞれの日常がちょっとずつ垣間見えたりして面白かった。 続きも楽しみです。
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『まほろ駅前多田便利軒』の続編(番外編)。 前作を読了後、ずっと読みたいと思いながらも今まで読めずにいました。 前作が多田を中心に展開された物語なら、今作はまさに「多田以外から見た世界」が展開されています。 特に、前作でも破天荒さ満載だった、行天のキレ味の鋭さ。そして過去の傷に...
『まほろ駅前多田便利軒』の続編(番外編)。 前作を読了後、ずっと読みたいと思いながらも今まで読めずにいました。 前作が多田を中心に展開された物語なら、今作はまさに「多田以外から見た世界」が展開されています。 特に、前作でも破天荒さ満載だった、行天のキレ味の鋭さ。そして過去の傷についての描写もあり、ぐっと引き込まれます。 学習塾に通う「ませガキ」な由良公の一日を描く話もとても面白かったし、コミカルで行天が暴走する、冒頭の「光る石」も好みでした。 前作みたいに大きな事件のために奔走したり、大掛かりなクライマックスはないけれど、それがまた、「あんまり難しく考えずに楽しむことに集中する」ことができたのも個人的な良ポイントでした。 多田便利軒については、あともう一冊あるみたいなのですが、そちらも楽しみにしています。
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面白くて一気読み。 二人の関係性と、それを取り巻く周りのお客さんの距離感ややり取りのテンポがよくてどんどん読みすすめられる。 最後の終わり方から、続編が気になる。
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前作で登場した人物1人ひとりに焦点を当てた番外編。前では脇役だった人を主人公とした話に、ちょいちょい多田と行天が出てきて、2人のケンカの推移も描かれるから、スピンオフでも楽しんで読めた。
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スピンオフ、とてもよかった。星くんの話と岡さんの話が好きだった。多田と行天がいろんな人と関わりながら、少しずつ過去と向き合っていく様が微笑ましくてよかった。1話ずつの話の中心は前作に出てきたまほろ市の人たちだけど、ちゃんと依頼が終わったあとも関わり合いがあって、ふたりは1人になり...
スピンオフ、とてもよかった。星くんの話と岡さんの話が好きだった。多田と行天がいろんな人と関わりながら、少しずつ過去と向き合っていく様が微笑ましくてよかった。1話ずつの話の中心は前作に出てきたまほろ市の人たちだけど、ちゃんと依頼が終わったあとも関わり合いがあって、ふたりは1人になりたがってそうなのに、やっぱりちゃんと人と繋がってるんだなと思った。まあお互いがいるけどね。良いブロマンスを読んだ。
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前に読んだ本の続編というか番外編。短編が集まった感じ。 本編の内容はあまり覚えてなかったけど、それでも楽しめた。本編とは違い、主人公以外の視点が中心となって展開した。解説では「幸福の再生」が全体のテーマとされていた。言われてみれば確かにと思ったが、自分はそこまで読めていなかったの...
前に読んだ本の続編というか番外編。短編が集まった感じ。 本編の内容はあまり覚えてなかったけど、それでも楽しめた。本編とは違い、主人公以外の視点が中心となって展開した。解説では「幸福の再生」が全体のテーマとされていた。言われてみれば確かにと思ったが、自分はそこまで読めていなかったので反省。全体のテーマを意識しながら読めるようになりたい。
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