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獣の奏者(3) 探求編 講談社文庫

上橋菜穂子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/08/10
JAN 9784062773447

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商品レビュー

4.2

195件のお客様レビュー

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2024/04/25

ああ、じっくり一息に読んだ。 これほど主人公がどうなるか分からずに、それでもきっとと希望を持ちながら期待を込めて読み進められる安心感のあるお話ってなかなかない。 素晴らしいな上橋菜穂子さん。 完結編が楽しみ。読み終えてもきっとしばらく浸る時間が必要なのがもう分かる。

Posted by ブクログ

2024/04/19

ああ〜面白かった!3日かけてじっくり読んだけど、上橋さんがIIまでで一旦完結させたのがよくわかった。一旦完結させたものを深掘りして、エリンや国の成り立ちや歴史について裏付けをなされた感じがまたもう…!新たに生まれたジェシも、再び描かれたイアルやセイミヤがまたいい!イアルがなぜエリ...

ああ〜面白かった!3日かけてじっくり読んだけど、上橋さんがIIまでで一旦完結させたのがよくわかった。一旦完結させたものを深掘りして、エリンや国の成り立ちや歴史について裏付けをなされた感じがまたもう…!新たに生まれたジェシも、再び描かれたイアルやセイミヤがまたいい!イアルがなぜエリンと結ばれたのかがとてもよくわかって似たもの同士なのだなぁと感心。IVも早く読みたい! p.428 野にあるものを、野にあるようにと願いつづけてきたこと。 愛しい人と添い遂げ、我が子とともに生きたいと願ったこと。 (そのすべてを、わたしは、覚悟のうえで背負ったのだ)ならば、どんな状況が訪れたとしても、道を探しつづけよう。 エリンは目をつぶった。 天を舞うリランの姿が見えた。交わる喜びに満ちて、日の光をはじきながらエクと舞う、その美しい姿が。 保護場から彼らを解き放ちたい。それが叶う日が訪れたら、自分たち家族もまた、解き放たれるだろう.... p.441 その顔には、深い疲れが浮かんでいた。 「......そなたは、王獣を戦場に出そうとしているわたしを、心の中で責めているのでしょうけれど」 そう言って、セイミヤはエリンをまっすぐに見た。激しいなにかが、その目の奥に潜んでいた。 「戦をせずにすめば、と願っているのは、そなただけではない。 わたしが、どれほどこの決断を忌まわしく思っているか…こんな決断などせずにすめばと願っているか…そなたにはわかるまい。 真王は戦を穢れとして激しく忌む者。たとえ神々の血を引いていなくとも、わたしたちが、ひたすらにその思いを守って、清らかに生きようとしてきたことには嘘はないし、真玉がそういう者であったからこそ、この国は、無敵の闘蛇軍をもっておりながら、他国を攻めて果てしなく国を広げていくような、強欲な侵略者の道に進まずにいたのよ」 その顔が、つつとゆがんだ。 「オシク・ハサルが、国を広げることを望んだとき、我が祖は、なんとしてでもその野心を止めるべきであったのかもしれね。ハジャン王国を攻め滅ぼし、その領土にあった感を市を手にいれたことで、この国はたしかに豊かになった。 けれと、豊かさは、双面をもつ魔物のようなもの。豊かになれば民は増え、その暮ら商都市群を我が物として守りつづけねばならぬ。 しを支えるために、さらに豊かさを求める。その欲求に応えるためには、富を生む豚 もう、わたしたちには、あの都市群を手放すという選択はできぬ。ーーそして、それは、同じ都市群を欲するラーザと、果てしなく争いつづけねばならぬということを意味しているのよ」 セイミヤは目を閉じ、真珠のようにつややかな、華熱な歯をくいしばって、首を小さく振った。 「…軍を増強せよ、戦を勝利に導け、と命じてしまえば」押し殺した声で、セイミヤは言った。 「わたしはもはや、真王ではなくなる。ーー戦を押し止めることができぬわたしは、ただの為政者にすぎぬ」 セイミヤは目をあけた。その目には涙が浮いていた。 「それでも、わたしは王獣の軍をつくることを決意した」目に涙を浮かべたまま、厳しい表情でセイミヤは言った。

Posted by ブクログ

2024/02/19

一貫して、獣はそして人はどう在るべきか、一つの考え方を示してくれる。そのメッセージを、これ程魅力的なストーリーに乗せられる作者にただ脱帽です。

Posted by ブクログ

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