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氷点(下) 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2012/06/01 |
| JAN | 9784041003398 |

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商品レビュー
4.2
162件のお客様レビュー
自己中心でしか生きれないんだなと どんな理由をつけても嘘は嘘 嘘はついてしまったらつき続けなきゃいけないけど自分が耐えられないんだな 隠したいと思う事実は煮れば煮るほど毒になると感じられた 心が通じあった気になることが限界で期待は手前勝手の都合のいい解釈なんだと、癪に触った...
自己中心でしか生きれないんだなと どんな理由をつけても嘘は嘘 嘘はついてしまったらつき続けなきゃいけないけど自分が耐えられないんだな 隠したいと思う事実は煮れば煮るほど毒になると感じられた 心が通じあった気になることが限界で期待は手前勝手の都合のいい解釈なんだと、癪に触った時は思えるといいのかな 淋しい物語でした
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※このレビューにはネタバレを含みます
最後の最後でちょっと分かった気がした。正しくまっとうに生き、誠実さを忘れず、嫌がらせをされても明るく笑い飛ばし、他人の心の汚い部分を垣間見ても信じず、徹頭徹尾善意の人であり続ける、そのような人が自分に拭いきれない罪が最初から課せられていたことに気づいたら、それにどう対応するであろうか、ということなのかもしれない。 ただ、それだけがテーマなのだったら、話の前半部分ほとんど必要ないような気もする。そのくらいほぼすべての登場人物が意味のないことにこだわり続け、誰も気にしていないようなプライドを必死に守って、傷つける必要もない人を傷つけていた。どいつもこいつも大したことないのに、自分は大したことない人間って分かってない。いや一応それっぽいこと考えはするんだけど(キリスト教だのなんだのご大層に引き合いに出して)、考えるだけで全然改めていない。それは結局、自分のくだらなさをちゃんと引き受けられていないということだと思う。 生まれてすぐ実親から引き離され、経済的には豊かであるがお世辞にも温かいと言えない陰湿な性格の夫婦によって育てられた陽子があんなに屈託なく素直な良い子に育つというのもかなりファンタジーだと思う。 続編は読まないな。
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※このレビューにはネタバレを含みます
とんでもない小説を知ってしまった! イエスキリストの「汝の敵を愛せよ」という言葉をテーマに登場人物は皆がそれぞれに許してほしい、許したいと思っているような罪を抱えている。妬んだり僻んだりして生きていく中で、人は人を許すことができるのか。 陽子は唯一純粋無垢な人物として育つのだが、原罪として自分の血が汚れていることが自分で許せない。汚れた感情が内にあるのだと。 そんな陽子がどうなっていくのかは続・氷点ではっきりするのかな? 正木の自殺理由は私も全く同じことを考えてしまうな。 この世で何者でもない自分の生きる価値とはなんなんだろうと嫌になるときもあるけど、それでも前を向いて生きていたい。 本ではアイヌ差別についても触れていて私自身が不勉強で調べてみた。 明治以降の同化政策によって生まれた偏見と記載されていて令和になっても差別は続いているようで、情けなく感じた。 小説自体は昭和時代に書かれているものだけれど、非常に読みやすい。 それぞれの登場人物の心情が分かりやすいのは、話し言葉のあとにカッコ書きで心情も合わせて書かれているからだと思う。こんな風に書かれている本はあまり見ないなと感じた。 エンタメなんだけれどもテーマは重く、著者が読者へ問題提起しているような思いが、本に込められていて素晴らしかったです!
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