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終点のあの子 文春文庫
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終点のあの子 文春文庫

柚木麻子(著者)

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終点のあの子 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2012/04/10
JAN 9784167832018

終点のあの子

¥660

商品レビュー

3.9

246件のお客様レビュー

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2017/08/17

終電のあの子

女子高生が主役の短編集です。 女子高育ちの方なら分かると思うのですが、進路に迷い、交友関係にギクシャクする青春時代のエッセンスが詰まった珠玉の短編集です。 柚木麻子の真髄はここにありといったかんじなので、ぜひ読んでみてください。

nawoo

2025/12/21

『BUTTER』をきっかけに、柚木麻子さんの他の作品も読んでみたいなと思って、デビュー作を手に取りました。 なるほど、柚木さんはデビュー時から「女の友情」をテーマに書いてたんだなということがよくわかりました。 本作は世田谷区のお嬢様中高一貫女子校を舞台に、女同士の友情やクラス内...

『BUTTER』をきっかけに、柚木麻子さんの他の作品も読んでみたいなと思って、デビュー作を手に取りました。 なるほど、柚木さんはデビュー時から「女の友情」をテーマに書いてたんだなということがよくわかりました。 本作は世田谷区のお嬢様中高一貫女子校を舞台に、女同士の友情やクラス内のグループヒエラルキーを生々しく描いている。どの話でも、いつもと違うグループの人に興味を持った女の子が出てくる。どの話もとてもリアルで、心情描写が素晴らしくて、自分の中高時代を思い出すような気持ちになった。 クラスのボスキャラの恭子さんが、オタクグループの保田と夏休みを過ごす話が特に好き。学期明けも2人の関係が続いてほしかったけど、なかなかそうもいかないんですよね… 立花希代子が、クラスからの糾弾を逃れるために奥沢朱里の真似をして江ノ島に行ったけど、一人で海に行ってもつまらなかったと言っていた。奥沢朱里は広島で杉ちゃんを置いて行こうとした時、「一人で海なんか行っとって、楽しいわけないじゃろう!」と杉ちゃんに言われて胸がずきりとしていた。きっと高校生の朱里も、学校をサボって江ノ島に行ってもつまらなかったんだろうなって思った。

Posted by ブクログ

2025/11/30

連作短編。お嬢様が通う前提の学校だからバイトをしてはいけないらしいけれど、実際は富裕層ばかりでもなさそうで心配になった。 働いて褒められるどころか停学になる世界の話。 バイトをした生徒を指しての先生の言葉もお嬢様学校の戯言感がある。

Posted by ブクログ