商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/12/06 |
JAN | 9784167549091 |
- 書籍
- 文庫
名もなき毒
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名もなき毒
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商品レビュー
3.9
427件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
青酸カリによる無差別殺人事件や、シックハウス症候群など、本編では毒に関するストーリーが展開されていましたが、とにかく原田いずみが怖すぎた・・・。 トラブルメーカーというのものは、いつも心に怒りがあるという文章を読んで、なんだか納得してしまった自分がいます。 それが外に出る形で過激になっていくと原田いずみのようになってしまうのだなと。 発行当時で、そういう人が増えてきたとあるのに、10年以上経った今だとより多くなっている気がします。 それがネットの誹謗中傷の数の多さに出ているのかなぁ。あれも怒りですもんね。 殺人事件の真相も、犯人のやり場のない怒りからでした。 前作以上に、人の闇(毒)が深くなっている気がします。 やっぱり読後はどこかしんどい気持ちになりますが、シリーズ最新刊まで読んでいこうと思います。
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初めて宮部みゆきさんの著書を読んだけど、めっちゃ面白かった! 登場人物の設定もつかみも良くて、すらすら読めます 以前TVドラマ化されたというのも納得です 内容は首都圏で発生した連続毒殺事件と、主人公杉村三郎の職場で解雇された原田いずみが巻き起こす騒動が絡み合う形で構成されてます...
初めて宮部みゆきさんの著書を読んだけど、めっちゃ面白かった! 登場人物の設定もつかみも良くて、すらすら読めます 以前TVドラマ化されたというのも納得です 内容は首都圏で発生した連続毒殺事件と、主人公杉村三郎の職場で解雇された原田いずみが巻き起こす騒動が絡み合う形で構成されてます 伏線もしっかり回収してくれるので後半は読む手が止まりません 初めての作家さんなので、なんとも言えませんが 人の奥底に眠ってる感情、感情に隠された事実など人物の心理描写の奥行きが深い描写が多かったように感じました。 残念なのが、シリーズ1作目を読まずに2作目から読んでしまったこと… 反省して1作目から読み直します!
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原田いずみの言葉に、もしかすると本当のことがあるのかもしれない…となった場面はちょっと驚かされました。この方面の話を突き進めていけば、もっともっと面白かったようにも思ったのですが、その辺はわりとあっさりと終わった感じがしました。 これとこれがどうつながるのだろうか、とか、勝手に...
原田いずみの言葉に、もしかすると本当のことがあるのかもしれない…となった場面はちょっと驚かされました。この方面の話を突き進めていけば、もっともっと面白かったようにも思ったのですが、その辺はわりとあっさりと終わった感じがしました。 これとこれがどうつながるのだろうか、とか、勝手に想像して読んでいましたが、そのような展開にはならずに、少し残念。前作もそうでしたが、どうも読み方を間違ったようです。このシリーズはミステリーとして読むのではなく、杉村一家とその周りのてんやわんやを温かく見守る感じで読むのが良いのではないかと思いました。 軽い読み口で、ページがどんどん進むので、さほど苦も無く読み進められます。次作の「ペテロの葬列」も手に入れましたので、そちらに期待です。
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