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名もなき毒 の商品レビュー

3.9

450件のお客様レビュー

  1. 5つ

    80

  2. 4つ

    214

  3. 3つ

    115

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2026/04/04

シリーズと称されるタイトルの二作目とは知らずに手に取りましたが、一作目も遡って読もうと思うくらいに面白かったです。 この作品において"名もなき毒"が何を意味するものなのか、厚い小説を読み進めた分の重みがありました。

Posted byブクログ

2026/03/31

狂気を感じる犯人と、一歩手前で誰かがいれば…と情が移りそうになる犯人。その境界線にあるのは「怒り」「嫉妬」など、人間の内側に潜んでいて、日常に溶け込んだ「毒」なのかもしれない。犯人たちの対照的な描写が、より「人間」を浮き彫りにさせていて怖くなっった。今まで意識して見てなかった自分...

狂気を感じる犯人と、一歩手前で誰かがいれば…と情が移りそうになる犯人。その境界線にあるのは「怒り」「嫉妬」など、人間の内側に潜んでいて、日常に溶け込んだ「毒」なのかもしれない。犯人たちの対照的な描写が、より「人間」を浮き彫りにさせていて怖くなっった。今まで意識して見てなかった自分の内側を覗いてしまった気分。

Posted byブクログ

2026/03/31

ミステリのように面白いけれどなんともずしんと心に来る。話の先がわかってしまうから書けないけれど、面白かった。

Posted byブクログ

2026/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

関東で連続して発生した、飲食物に青酸カリを混入させることによる無差別殺人事件。今多コンツェルン広報室でのアルバイトによる採用トラブル。高度経済成長の代償として現代に残る土壌汚染、そしてシックハウス症候群。一見離れているが「毒」というキーワードで繋がるこれらの出来事と、主人公の杉村の関わりが見事に描かれていた。さらに広報室での睡眠薬混入や連続殺人事件の思いがけない方向での解決など、ミステリとしても飽きさせない構成で、「普通」の人々の日常に潜む「毒」に帰着させる結末は流石だった。 知らなかったが、一応シリーズものということで、他の作品も読んでみたいと思った。宮部みゆきはあまり読んできていないが、これを機に少しハマりそうな気がする。

Posted byブクログ

2026/02/21

訳アリの登場人物が多すぎて感想を書く上で誰に焦点を当てればいいのかわからなくなる。 そう思えるくらい人の心の中には目には見えず名付けることもできない毒が必ず存在しているということをこの小説は訴えてくる。 服毒事件を発端として、その個人個人の中にある毒が暴かれていく。毒は毒を呼...

訳アリの登場人物が多すぎて感想を書く上で誰に焦点を当てればいいのかわからなくなる。 そう思えるくらい人の心の中には目には見えず名付けることもできない毒が必ず存在しているということをこの小説は訴えてくる。 服毒事件を発端として、その個人個人の中にある毒が暴かれていく。毒は毒を呼び、心身を蝕む。そして個人の生活や人生を破壊する。   自分の中の毒に気付いても人は決してその毒を他人にぶつけてはいけない。ぶつけた毒は広がり、気付かぬ間に自分の心までも腐らせに来るから。

Posted byブクログ

2026/02/16

主人公の杉村さんが、経済的にも人間関係も恵まれた環境にあり、それと対極に描かれる二人が可哀想でした。でも杉村さんが原田いずみを諭す場面、好きだなー、人間性が出てるよねー

Posted byブクログ

2026/02/01

宮部みゆきさんらしい、人間模様や推理が飽きさせず一気に読み進みました! 現代の毒、どこにでもある怖さもあるけど、人間の温かさも信じたい、そんな小説でした。

Posted byブクログ

2026/01/23

少し長いお話なのですが、グングンと引き込まれるような魅力がありました。 主人公の杉村さんは大企業の会長の娘と結婚した、いわゆる「逆玉の輿」。職場はその会長室直属のグループ広報室です。性格は温厚で欲がなく、誰からも好かれそうな人物として描かれています。 設定は分かりやすく、事件も早...

少し長いお話なのですが、グングンと引き込まれるような魅力がありました。 主人公の杉村さんは大企業の会長の娘と結婚した、いわゆる「逆玉の輿」。職場はその会長室直属のグループ広報室です。性格は温厚で欲がなく、誰からも好かれそうな人物として描かれています。 設定は分かりやすく、事件も早々に起こるため、「はいはい、気楽に楽しめるミステリー作品ですね」と油断して読み進めていました。ところが物語の途中から、何とも言えない、心がザラザラするような感覚に包まれていきます。 「悪い」と「正しい」が明確に分かれていると読み手として楽なのですが、本作はそうはいきません。悪いのだけどちょっと分かってしまう人物、正しいんだけどなんだかなぁと首をかしげたくなる行動——そういった曖昧で、人によって評価や好みが分かれそうな部分を、容赦なく突きつけられます。 魅力的ではあるのですが、正直しんどい。そんな読書体験でした。

Posted byブクログ

2026/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ2作目。あっという間に読み終えました。人の悪意を名もなき毒と呼ぶのがなるほどなと思った。原田父の独白がキツかった。特に結婚式の件は、本編とはあまり関係のないサブエピソードなのにこの世に現れた地獄そのものでげんなり。この世界に救いはあるのか。

Posted byブクログ

2026/01/06

名もなき毒は、本当に世の中にあふれていて、自分も毒になってないか不安に思った。 かなり大好きな作品。 どうしようもないことってあるよね。

Posted byブクログ