1,800円以上の注文で送料無料

とんび 角川文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-01-03

とんび 角川文庫

重松清【著】

追加する に追加する

とんび 角川文庫

定価 ¥704

330 定価より374円(53%)おトク

獲得ポイント3P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗受取なら1点でも送料無料!

店着予定:12/9(火)~12/14(日)

店舗到着予定:12/9(火)~12/14(日)

店舗受取目安:12/9(火)~12/14(日)

店舗到着予定

12/9(火)~12/14

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

12/9(火)~12/14(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2011/10/25
JAN 9784043646074

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

12/9(火)~12/14(日)

商品レビュー

4.5

684件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/11/20

すごい小説だった。 妻を亡くし、子供を立派に育て上げた愛すべき「ザ・昭和の男」ヤス。涙なしに読めない。 個人的に刺さった箇所は2つ。 ・保育園で母の写真を友達に破かれたアキラ。それに対して暴力で抗ったアキラ。そして、ケガをした我が子を抱きしめる母親。その姿を見て大泣きしたアキラ...

すごい小説だった。 妻を亡くし、子供を立派に育て上げた愛すべき「ザ・昭和の男」ヤス。涙なしに読めない。 個人的に刺さった箇所は2つ。 ・保育園で母の写真を友達に破かれたアキラ。それに対して暴力で抗ったアキラ。そして、ケガをした我が子を抱きしめる母親。その姿を見て大泣きしたアキラ。幼い子にとって抱きしめてくれる母がいない苦しさ、悲しさ、寂しさ、虚無感、絶望を突きつけられる瞬間だった。忘れられないシーン。 ・海雲和尚の手。母のいないアキラをみんなで支えているのだと、背中を温める海雲和尚。その人柄の温かさと、別れ際に会えないアキラの思春期の葛藤がもどかしい。 読後に見た映画も再現性が高く、またよかったです。

Posted by ブクログ

2025/11/03

小説『とんび』は、昭和の時代を背景に、不器用ながらも深い親子の愛を描いた物語である。主人公のヤスは頑固で融通が利かないが、家族を誰よりも大切に思う情の厚い人間だ。そんな父のもとで育ったアキラは、周囲の人々の温かい支えを受けながら、まっすぐに成長していく。 特に心に残ったのは、母...

小説『とんび』は、昭和の時代を背景に、不器用ながらも深い親子の愛を描いた物語である。主人公のヤスは頑固で融通が利かないが、家族を誰よりも大切に思う情の厚い人間だ。そんな父のもとで育ったアキラは、周囲の人々の温かい支えを受けながら、まっすぐに成長していく。 特に心に残ったのは、母の死をめぐる場面である。事故のきっかけは幼いアキラにあったが、息子に罪の意識を背負わせたくないという強い思いから自分のせいだと嘘をついた。そこにヤスの不器用でありながらも深い愛情を感じた。もし自分が同じ立場なら、同じ選択ができただろうかと考えさせられた。 また、アキラが進路や結婚について父に報告する場面も印象的だった。ヤスの理想とは異なる道を選ぶアキラだが、自分の考えを逃げずに伝える姿には、父の背中を見て育った息子の強さと誠実さが感じられた。そして最終的に息子を受け入れるヤスの姿に、親としての成長も見て取れた。 ヤスとアキラを支える周囲の人々の存在も温かく、二人が多くの人に愛されていることがよくわかる。現代ではヤスのような父親は少なくなったが、親子の絆の深さや、人を思う気持ちの尊さは時代を超えて変わらないと感じた。『とんび』は、人の優しさと親の愛の大きさを改めて教えてくれる作品だった。

Posted by ブクログ

2025/10/27

親の深い愛に感服、と同時に、ここまで愛ある父親でいれているか、畏敬の念にかられる。 当たり前だが、物語のようにきれいな結末だった。

Posted by ブクログ