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ムーミン谷の十一月 新装版 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | ※期間限定スペシャルカバーのお届けになる場合もあります。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2011/09/15 |
| JAN | 9784062769396 |

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ムーミン谷の十一月 新装版
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商品レビュー
4.1
40件のお客様レビュー
「ムーミン谷の十一月」というタイトルだからか、 毎年、十一月になると読みたくなる本。 この巻がムーミンシリーズの最終巻で、 ムーミンやムーミンパパ、ママ、ミィ達が 出て来ない。ムーミン達が一切出てこず、 他の登場人物達が、ムーミン谷へ集まってくる なんて、シュールな話だと、初め...
「ムーミン谷の十一月」というタイトルだからか、 毎年、十一月になると読みたくなる本。 この巻がムーミンシリーズの最終巻で、 ムーミンやムーミンパパ、ママ、ミィ達が 出て来ない。ムーミン達が一切出てこず、 他の登場人物達が、ムーミン谷へ集まってくる なんて、シュールな話だと、初めて読んだ時は 思ったが、ムーミン達が戻ってくるのを信じて 集まった者達が、渋々ながら共同生活を始める、 これが、面白くないわけがない。 集まってきたのはフィリフヨンカ、ヘムレン、 ホムサ、スクルッタおじさん、スナフキン、 ミムラねえさん(スナフキンとミムラねえさんは お客ではない) 彼らは何かしら悩みを持っていて、ムーミン谷へ 訪れている。彼らはムーミン一家が自分達を 歓迎してくれると勝手に思って来たのだが、 ムーミン一家はおらずがっかり。歓迎してくれると勝手に期待して、勝手に人の家に上がり込み、 勝手に共同生活を始める。 そんな彼らの共同生活だが、初めはやはり何度も 衝突する。柄にもなく、スナフキンが問題児(?) たちの世話をやき、ミムラねえさんは相変わらずのマイペースぶり。しかし衝突しながらも、何となくお互いを思いやるようになっていくその過程がとてもいい。特に、超変人フィリフヨンカの劇的な 変わりように驚く。 やがて、1人ずつムーミン谷を去ってゆくのだが、 もうすぐ冬が訪れる前の、ムーミン谷の深まりゆく 秋の描写が、何回読んでもとても素敵だ。 ミムラねえさんの名言、 「なんだってできるわ。だけど、なにもやらないでいましょ。ああ、なんだってできるって、なんて素敵なことなの」 今できるけど、あえて今しない選択があることの 幸せ。 そういえば、ミィがムーミン一家の養女になって いた事をご存じだろうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
今作ではムーミン一家は登場せず、彼らが不在の間に彼らを恋しがる人々が自然とムーミン家に集合するという話。 ヘムレンさんがムーミン家へ行こうとする理由が、私がムーミン谷やムーミンたちなどのこの世界に求めるもの(包容力)と同じなので、読んでいて改めてムーミン屋敷に行きたいな、と凄く羨ましく思った。 フィリフヨンカは掃除をしようとして屋根から落ちそうになったばかりに掃除丸ごと恐怖の対象となるも、ムーミン屋敷で過ごすうちに落ち着いてきて、ある朝になると吹っ切れて大掃除をし出す気持ちが、どこかわかる気がする。 ボーッと暗闇でハーモニカの音色に耳を傾ける時間の大切さ。 スクルッタおじさんは自分の名前すら忘れてしまって自分で名付けて名乗っていた。ムーミンの先祖を私より年寄りだといって親近感を抱いていたが、それは鏡に映った自分だった。最後に勢いで鏡を割ってしまう。 一番感心したのはホムサ。 ムーミンママに会いたがっていたが、そこにはムーミンママは決して悲しんだり怒ったりというものはなく、いつも優しくて、みんなの面倒を見てくれるという先入観があった。 しかし、ムーミンママにも悲しい時もあればイライラする時もあるし、そんな時は裏の森の茂みをうろうろして憂さ晴らしするのだとホムサは悟り、最初は自身がムーミンママを求めていたのが、最後には自分こそがムーミンママを慰めてあげたいと結論づけ、改めてムーミン一家が帰ってくるのを待つという、1人でそれに気づけるのはなかなかのものだなと驚いた。 日常に疲れてムーミン谷に行きたい気持ちの時に読みたい1冊となった。
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ある種の成長物語かもしれない。自分が頼れるひとを探しに行って、けれどそのひとたちは不在、不満と理想がしっちゃかめっちゃかに混じり合う。けれど最後は紐がほどけるように、自分の居場所へ自分として帰って行ったり、待っていたひとを、理想のひととしてではなく生身の存在として出迎えたりするのだ。 個人的にはストレスで唸ったり叫んだりしてしまいつつも、皆を放っておけないスナフキンがツボ。
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