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ムーミン谷の十一月 新装版 講談社文庫
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ムーミン谷の十一月 新装版 講談社文庫

トーベ・ヤンソン(著者), 鈴木徹郎(訳者)

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ムーミン谷の十一月 新装版 講談社文庫

¥726

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商品詳細

内容紹介 ※期間限定スペシャルカバーのお届けになる場合もあります。
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2011/09/15
JAN 9784062769396

ムーミン谷の十一月 新装版

¥726

商品レビュー

4.1

37件のお客様レビュー

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2024/06/01

小説版ムーミンの最終巻。なのに何と、主人公がムーミン一家ではない、というなかなか挑戦的な設定。もしかして最後まで…と思わせる、不在だから浮き上がる存在感が味わい深い作品です。

Posted by ブクログ

2024/03/06

子供にぜひ読ませたいとか大人こそ読むべきとか、そんなことを言う必要もなく、いつ読んでも楽しめる。 お節介を焼いて回っても感謝されず、空回りしている自覚がありつつもやめられない。 みんなに好かれるヘムレンになってみようと思ったり、みんなに嫌われる可哀想なヘムレンになってみようと苦...

子供にぜひ読ませたいとか大人こそ読むべきとか、そんなことを言う必要もなく、いつ読んでも楽しめる。 お節介を焼いて回っても感謝されず、空回りしている自覚がありつつもやめられない。 みんなに好かれるヘムレンになってみようと思ったり、みんなに嫌われる可哀想なヘムレンになってみようと苦心しても、自分はやっぱりいつもと同じヘムレンでしかないことが憂鬱で自己嫌悪。 “なんだか自分は、朝から晩まであれこれ、ものの置き場所を変えたり、人にそれはどこに置く方がいいなんて言ってばかりいるように思えてきました。” そんなダメで迷惑なはずのヘムレンさんにどっぷり感情移入してしまうのは、ちょっと自分も疲れていたかな。 ラストになって変わり映えしない自分自身と和解するヘムレンさんが、意外と好きになれる。 やっぱりいつ読んでも心がほっとするよいお話。

Posted by ブクログ

2024/01/22

トーベ・ヤンソン著、鈴木徹郎訳『ムーミン谷の十一月』(講談社、1980年)はムーミンシリーズの小説最終巻である。ムーミン一家は旅に出ており、他のキャラクター中心の物語である。 ヘムレンはムーミン一家の家に行き、「警察のものだぞ。玄関をあけろ」と大声で怒鳴った(49頁)。からかう...

トーベ・ヤンソン著、鈴木徹郎訳『ムーミン谷の十一月』(講談社、1980年)はムーミンシリーズの小説最終巻である。ムーミン一家は旅に出ており、他のキャラクター中心の物語である。 ヘムレンはムーミン一家の家に行き、「警察のものだぞ。玄関をあけろ」と大声で怒鳴った(49頁)。からかうことを目的とするが、冗談にならない悪質な所業である。幸いなことにムーミン一家は不在であり、ヘムレンが雨に濡れただけでヘムレンの間抜けぶりが露呈したエピソードになる。 ムーミントロール達は過去に冤罪で逮捕され、牢屋に勾留された。ろうや番は「おまえらは、じぶんのおかした罪を白状するまでは、ここにはいっておらねばならん」と言う(トーベ・ヤンソン著、下村隆一訳『ムーミン谷の夏まつり』講談社文庫、1979年、164頁)。冤罪被害者のムーミントロールにとって悪質な嫌がらせになる。 ムーミンの世界では個人の名前と種族名が混在しており、ややこしい。例えばミムラは個人名としても使われるし、種族名としても使われる。ヘムレンも個人名と種族名がごっちゃになっている。警察官や牢屋番もヘムレンである。『ムーミン谷の十一月』のヘムレンが、そのヘムレンならば警察の権限悪用である。警察の権限を悪用した警察不祥事は現実世界でも起きている。 その後、スナフキンとヘムレンが出合う。スナフキンは心の中で「こんなヘムレンさんなんかと、ムーミンたちの話はしたくないや」と心の中で思う(105頁)。権威を利用して悪質嫌がらせをした人物への正しい意識になる。

Posted by ブクログ

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