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イスラームから見た「世界史」
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店 |
発売年月日 | 2011/08/29 |
JAN | 9784314010863 |
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イスラームから見た「世界史」
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商品レビュー
4.7
32件のお客様レビュー
社会人人生も、もう若手と自称するには恥ずかしい年代に差し掛かった今でさえ、イスラーム世界で今起こっている紛争はどこから来ているのかおぼろげでわからない状態だったので、もっと東洋のことを理解したいと思い、手に取りました。 イスラム世界の縦と横の時代と世界が一気につながりました。 ...
社会人人生も、もう若手と自称するには恥ずかしい年代に差し掛かった今でさえ、イスラーム世界で今起こっている紛争はどこから来ているのかおぼろげでわからない状態だったので、もっと東洋のことを理解したいと思い、手に取りました。 イスラム世界の縦と横の時代と世界が一気につながりました。 また、現代の問題も、西洋の産業革命が進む中で、イスラーム世界がいいように扱われ、王朝もイスラームの原理に立ち返ることなく、自分たちさえよければよいという狭い視座で生きていたことが遠因で、今の革命や紛争を引き起こしているところもあるのではないかと思いました。 イスラーム世界の中の主義主張はとても複雑で、だれもが完全な善や悪ではないこともよくわかりました。 もともと閉じた世界の中で共同体としての理想を説いたイスラーム教は、オープンな世界で競争する資本主義の世界と相いれることが難しそうで、さらに他国からの利権がらみの横やりも引き続き入っていく中で、今の中東世界の安定はいつ訪れるのだろうかと心配になります。
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知人に教えてもらった本。600ページを超える大書なので、興味のある箇所を所々つまみ読みだけする予定が、面白さのあまり3日ほどで最後まで一気に読んでしまった。 著者はアフガニスタン生まれ、アメリカに移住しテキサスの教科書を作るプロジェクトに従事した際に「イスラーム」に関する記述が極...
知人に教えてもらった本。600ページを超える大書なので、興味のある箇所を所々つまみ読みだけする予定が、面白さのあまり3日ほどで最後まで一気に読んでしまった。 著者はアフガニスタン生まれ、アメリカに移住しテキサスの教科書を作るプロジェクトに従事した際に「イスラーム」に関する記述が極端に少ないことに気づく。 十字軍が派遣された時代は、イスラーム圏の方が文化水準は高く、イスラーム側から見ると決して「文明の衝突」というわけではなかった、らしい。 ヨーロッパは宗教改革を経て個人主義が発達し、宗教の軛から解放されて自然科学が盛んになり産業革命に繋がった。一方イスラームが共同体を維持するためのもので教義上個人主義が台頭しないことから両者の違いが生まれたとのこと。 終盤にかけて、現在各国でイスラーム世俗主義が廃れ代わりに原理主義が台頭した背景が説明されているが、社会基盤が違いすぎるので男女平等や議会制民主主義のような西洋的な価値観がイスラームの諸国に広がることは未来永劫ないのではないかとまで思えてくる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
いわゆる中東と呼ばれる地域に関する知識を獲得したいと長いあいだ望んできたが、なにを知りたいのか、どうすれば獲得できるのかわからないまま、拾い読みを続けてきた。 知りたかったのはまさに本書のタイトルである『イスラームから見た「世界史」』だった。詳細にとどまらず、俯瞰する視点の知識が欲しかったのだと読みながら気付かされた。 個人的には『銃・病原菌・鉄』と並ぶ啓発の書。 余談だが、アサシンの語源がハシシ由来であるという説を否定する証拠を挙げている。
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