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火刑法廷 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2011/08/26 |
JAN | 9784150703707 |
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火刑法廷
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商品レビュー
3.8
56件のお客様レビュー
冒頭の掴み方がすごい。 この冒頭部分は裏表紙のあらすじには書いてないのでここでも書くのはやめておきます。 最初のたった20ページくらいでもうガッツリ掴まれて、先が読みたくてたまらなくなる。 登場人物と一緒に「えっ!?」と驚いて固まってしまった。 裏表紙あらすじから少し。 伯父の...
冒頭の掴み方がすごい。 この冒頭部分は裏表紙のあらすじには書いてないのでここでも書くのはやめておきます。 最初のたった20ページくらいでもうガッツリ掴まれて、先が読みたくてたまらなくなる。 登場人物と一緒に「えっ!?」と驚いて固まってしまった。 裏表紙あらすじから少し。 伯父の死に毒殺の疑いを持ったマークは、友人達と埋葬された遺体の発掘を試みる。 だが、密閉された地下の霊廟の遺体は… 全体的に不気味で仄暗い感じ。 読んでいると物語の中に入り込んでしまうような没入感があり、登場人物達と一緒にゾクゾクしながら体験した。 オカルトは好きではないんだけど、この作品はオカルトと本格ミステリーの配合が絶妙!! オカルト好きも本格ミステリー好きも両方が楽しめる最高な作品だった。 冒頭もグッと掴まれて面白いけど、ラストはもっと掴まれてしまった…。さすがディクスン・カー。 今までオカルトは胡散臭さが苦手だったけど、ディクスン・カーの描くオカルトはそれを感じずに楽しめた。
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カーは『死者はよみがえる』『皇帝のかぎ煙草入れ』に続き3冊目。 端的に言うと私の好みではないかも… オカルトの説明が長くちょっと飽きてしまったのと、事件の解決の進みが遅め。ちょっと分かりにくい。 カーでは評判が1番良い/有名な作品なだけあり、なるほどと思う箇所は随所にあったが、総...
カーは『死者はよみがえる』『皇帝のかぎ煙草入れ』に続き3冊目。 端的に言うと私の好みではないかも… オカルトの説明が長くちょっと飽きてしまったのと、事件の解決の進みが遅め。ちょっと分かりにくい。 カーでは評判が1番良い/有名な作品なだけあり、なるほどと思う箇所は随所にあったが、総じての読後感はすっきりしなかったかな
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
犯人はマーク・デスバードとコーベット。元々両者は愛人関係にあった。マイルズの遺産、マークの正妻ルーシーを排除する為に共犯した。 オカルト要素で偽装しつつ、解決ではきちんとした本格ミステリの謎解きとなっています(一応は)。ただ、古いミステリなので、肩透かしの印象は拭えません。 ①壁を擦り抜けた女性は、マイルズの隣の部屋にいる看護師が鏡と光の加減を上手く調整して壁をすり抜けたように見せかけた。 ②消失した死体は、霊廟の壺の中に隠してあり、ほんの一瞬のスキを突いて移動させた。その後もパーティに行っている家族のスキをついて死体を暖炉で焼いた。 なのですが、とにかく文章が読みにくいです。登場人物一覧に無い相性で呼び出したり、家や霊廟の配置が分かりづらかったりと不親切です。訳者のせいか、元々のオカルト味を活かしたかったかわからないけれど。 エピローグの真相は"やっぱりマリーは魔女で、コーベットを追い詰める為に画策していた"と云うオチでしょうか。 "首無しの如き祟るもの"で読んだ事があるパターンなので、自分にとっての目新しさは無かったかな。
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