火刑法廷 の商品レビュー
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ちょっと難しかった。 不穏な感じで物語が進んでいく。 調べたら実際にあった人が出てきて現実でこんな怖い人いるんだって思った。 ブレナン警部好きだけどこの作品にしか出てないのかな。 ポッと出の探偵役出てきて何だこいつって思ってたら… 読み終わったときには人間不信になりそうだった。 女は怖い。
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初カー。なんだろう、ミステリなんだけどオカルト要素が多くて新鮮だった。 今思い返せば、語り手となる主人公が冒頭職場で上司に指示をもらう場面があるんだけど、読者が実感を持って読める場面ってそれくらいかもしれない。もうそこにクロスという怪しい影が滑り込んでいるんだけど… 休日を過ごす別荘地に向かう電車で、自分たちが普段生活している現実世界から遠ざかって、もう後戻りできないんだろうなという感覚がすごくある。 事件現場は由緒ある家族の屋敷、霊廟、消えた死体、壁をすり抜ける幽霊…オカルト要素満載なんだけど、トリックは超現実的で、男女が起こしたくだらない殺人事件だった。 なんだろう、ただのミステリをオカルト要素でデコレーションしたという感じではないんだよな…主人公も含め全ての登場人物や環境がきれいな舞台装置になっているというか…なんか不思議な読み心地の小説だった。 また気が向いたらカーのミステリ読みたいな。
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ジョン・ディクスン・カーの代表作のうちの一つを今更ながら初読。 広大な敷地を所有するデスパード家の当主マイルズ・デスパードが急死。 その夜、マイルズの寝室で目撃されたのは古風な衣装をまとった婦人の姿。 そしてその謎の婦人は壁を通り抜けて消えてしまう。 伯父の死に毒殺の疑いを持っ...
ジョン・ディクスン・カーの代表作のうちの一つを今更ながら初読。 広大な敷地を所有するデスパード家の当主マイルズ・デスパードが急死。 その夜、マイルズの寝室で目撃されたのは古風な衣装をまとった婦人の姿。 そしてその謎の婦人は壁を通り抜けて消えてしまう。 伯父の死に毒殺の疑いを持ったマークは、友人であるパーティントンと スティーヴンズの手を借りて埋葬された伯父の遺体の発掘を試みる。 だが、密閉された地下の霊廟から遺体は跡形もなく消え失せていた。 消える人影、死体消失、毒殺魔の伝説。 不気味な雰囲気を孕んで展開するミステリーなのだが、 何より各章の繋ぎが本当に上手かった。 いわゆる連続ドラマで言うとこのクリフハンガーが抜群。 気になって結局手を止めることなく最後まで読み進めてしまった。 これが1937年というおよそ90年前に発表された作品とは恐れ入った。 物語は一抹の疑問を残しつつ収束を迎えるわけだが、 ところがどっこい、賛否両論のエピローグが待っていた。 全てがひっくり返る結末に唖然。 だが、解釈の仕方は二通り提示されているような気もした。 ここで詳しく述べるのは野暮なので詳細は避けるが、 どちらがあなたの好みですか? そう聞かれているような気がした。
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どちらが正しいのかは据え置くとして、推理小説の文脈を怪奇小説の文脈が超克してしまうラストに痺れた。こういうの大好き。それまで書かれていた生真面目とも言える論理の積み重ねが一気に反転し、闇を信じる者が論理からの支配を脱却する姿。アンチミステリ的なこの佇まいを1937年の時点でやってのけてるのが驚きだし、魔女の言葉として語られる最後の言葉も含めて額面通りに受け取って良いのかを曖昧にしてるのも素敵だ。何故ならこれは探偵の推理が必ずしも絶対的なものでは無いことの証左であるから。反転して、「真相」として添えられたエピローグもまた個人の中にある真実に過ぎず、真実と虚構が時に同じ位相に存在することを物語っている。ガッチガチに論理で固めた『三つの棺』の後にこれを書いているという点に感動すら覚えた。
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妻が過去の毒殺魔にそっくりな理由は、どう転んでも偶然かオカルトかでしかなくて 推理小説には合わないテーマな気がした 偶然だとすればつまらないし、オカルトなら設定を開示しないとアリバイとかトリックこねたってな〜 結局魔術で殺したってことなの? それとも、似てるのは偶然で妄想オチ...
妻が過去の毒殺魔にそっくりな理由は、どう転んでも偶然かオカルトかでしかなくて 推理小説には合わないテーマな気がした 偶然だとすればつまらないし、オカルトなら設定を開示しないとアリバイとかトリックこねたってな〜 結局魔術で殺したってことなの? それとも、似てるのは偶然で妄想オチ? どちらにしても、推理小説としては好きじゃなかったです。 タイトルや装丁はものすごく良いのに〜
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一冊目が合わなかったので違う作品にチャレンジ。こちらも有名な作品とのこと。個人的にこっちのほうがまだ読みやすかった!人名多いし愛称まで含まれるのでかなり混乱しちゃうけど。ミステリなのかと思いきやホラーというかオカルトで、でもちゃんとミステリ部分もある。ラストとかびっくりした。想像よりも面白くてホント良かった。
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密室トリックの第一人者であるカーの代表作であり、本格ミステリの中でも名作と言われている作品です。 しっかりしたトリックと無気味な雰囲気。 そして、どんでん返しまでありました。
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2024年のベストミステリはこれかもしれません。面白かったー!と素直に言える本に、久々に出会いました。 翻訳ミステリを読むのが久しぶりなこともあり、正直序盤は誰が誰だ?と半ばうつらうつらしながら読んでいたのですが、 「スティーヴンズは自分の妻の写真を見ていた。」 の部分でハッと目が覚め、そこからグイグイ引き込まれていきました。 加賀山卓朗さんの訳もオシャレで、ザ・翻訳小説な雰囲気を味わえたのもよかったです。ストリキニーネ、ベロナールなどクリスティーでおなじみの薬品が出てきたのも。笑 この本については以前から”オカルト的要素”の足し方が秀逸、といったことを聞きかじっていたので、もしかしてラストも”超自然”で片付いてしまうのかしら……と密かに心配していました。 ところが、探偵役の登場で「幽霊の正体見たり……」とばかりにそれまでの超自然現象に説明がつき、立派な本格小説だ、と満足して本を閉じようとしたところにあのラスト5ページですよ。 99%クロな容疑が晴れていく『杉の柩』を思い出していただけに、このエピローグによってみるみる世界が信じられなくなるのを感じました。 クセ強な名探偵として華々しく登場し、去っていったゴーダン・クロス。 カーの他の作品では、どんな名探偵が現れるのでしょうか。 ミステリにひと匙の怪奇要素を求める方には、ぜひオススメしたい一冊です。
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そうか、犯人はそこかぁ、あぁトリックはそうなっていたのかぁ、ふむふむふむ..........え? という感じでした。
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冒頭の掴み方がすごい。 この冒頭部分は裏表紙のあらすじには書いてないのでここでも書くのはやめておきます。 最初のたった20ページくらいでもうガッツリ掴まれて、先が読みたくてたまらなくなる。 登場人物と一緒に「えっ!?」と驚いて固まってしまった。 裏表紙あらすじから少し。 伯父の...
冒頭の掴み方がすごい。 この冒頭部分は裏表紙のあらすじには書いてないのでここでも書くのはやめておきます。 最初のたった20ページくらいでもうガッツリ掴まれて、先が読みたくてたまらなくなる。 登場人物と一緒に「えっ!?」と驚いて固まってしまった。 裏表紙あらすじから少し。 伯父の死に毒殺の疑いを持ったマークは、友人達と埋葬された遺体の発掘を試みる。 だが、密閉された地下の霊廟の遺体は… 全体的に不気味で仄暗い感じ。 読んでいると物語の中に入り込んでしまうような没入感があり、登場人物達と一緒にゾクゾクしながら体験した。 オカルトは好きではないんだけど、この作品はオカルトと本格ミステリーの配合が絶妙!! オカルト好きも本格ミステリー好きも両方が楽しめる最高な作品だった。 冒頭もグッと掴まれて面白いけど、ラストはもっと掴まれてしまった…。さすがディクスン・カー。 今までオカルトは胡散臭さが苦手だったけど、ディクスン・カーの描くオカルトはそれを感じずに楽しめた。
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