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背後の足音(下) 創元推理文庫
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背後の足音(下) 創元推理文庫

ヘニングマンケル【著】, 柳沢由実子【訳】

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背後の足音(下) 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2011/07/22
JAN 9784488209131

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背後の足音(下)

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商品レビュー

4.4

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2025/02/17

ヴァランダー、いろいろ大丈夫か? 心配になってきた、と上巻に書いたけど、 なんだかんだ、ギリギリのところで踏ん張り がんばっている彼。 今回、犯人に何度か接触するんだけど、 そのたび信じられないようなミスや失態をさらす。 映像を頭に浮かべ、 緊迫したシーンにも関わらずわたしは大笑...

ヴァランダー、いろいろ大丈夫か? 心配になってきた、と上巻に書いたけど、 なんだかんだ、ギリギリのところで踏ん張り がんばっている彼。 今回、犯人に何度か接触するんだけど、 そのたび信じられないようなミスや失態をさらす。 映像を頭に浮かべ、 緊迫したシーンにも関わらずわたしは大笑いした。 50に近い等身大の姿と言えば聞こえは良いけど、 かなりのかっこ悪さです。 そんな彼のこと、嫌いではありません。 今作品も犯人にはほぼスポットライトが当たらず。 こんな事件を起こした真の理由は何なのよ!と問いたくなるけれど、この作品はヴァランダーのための物語なのだから… もうそこに文句を言ってもしょうがない。 30年余り前に書かれた作品ではあるけれど、 おぞましい犯罪や、それを犯す人々が増えつつあることに対する世の中への不安感は まさしく今の感覚と同じで繋がっている気がする。 この先我々はどうなるんだろう? そして警察官の役割とは…

Posted by ブクログ

2024/10/22

なぜ俺はスウェーデン人でないのか 悔やまれてならない もし、俺がスウェーデン人であったなら この傑作がさらに7,000倍は面白かったはずだ 残念でならない はい、というわけでね 刑事ヴァランダーです もう何が凄いってあーた ヴァランダーもの忘れがひどすぎるよ! もう8割方携...

なぜ俺はスウェーデン人でないのか 悔やまれてならない もし、俺がスウェーデン人であったなら この傑作がさらに7,000倍は面白かったはずだ 残念でならない はい、というわけでね 刑事ヴァランダーです もう何が凄いってあーた ヴァランダーもの忘れがひどすぎるよ! もう8割方携帯を忘れる ちゃんと持ってる残りの2割もだいたい充電がこころもとない 初老の哀しさよ ヴァランダーはコツコツと事実を積み重ねて捜査する警察官でありながら、ちょっとした違和感から閃きを得る天才型の探偵でもある それは事件現場で感じるものだったり、誰かと話したときの言葉だったりする 後になってピカーン!と閃く あの時のあれ、あの時の言葉、すごく重要だった気がする!!! しかし、忘れてる 肝心なことは忘れてる おい! んーここまで出てるのに!状態 もちろん読者はページを遡って確認し、ヴァランダーの一歩先に行くことは出来る でも、そんなことをしたらもったいない こっちだって覚えちゃいないけど、あれ?そういえばさっき変なこと言ってたな?あれ、なんて書いてあったっけ?とヴァランダーと一緒ここまで出てるのに状態のまま読み進めるのが正しい そうだーーー!これだーーーー! が気持ちええw

Posted by ブクログ

2024/05/29

本当に好きなものは、あまり良く理由がわからない。思えば、『イタリアン・シューズ』を読んでからだ。 それまでの北欧ミステリーは『ミレニアム』シリーズだった。面白くはあったが、正直ウンザリしたこともあった。 たまたまドラマ「刑事ヴァランダー 目くらましの道」を観て、作者ヘニング・マ...

本当に好きなものは、あまり良く理由がわからない。思えば、『イタリアン・シューズ』を読んでからだ。 それまでの北欧ミステリーは『ミレニアム』シリーズだった。面白くはあったが、正直ウンザリしたこともあった。 たまたまドラマ「刑事ヴァランダー 目くらましの道」を観て、作者ヘニング・マンケルに興味をもった。 それからというものは、本当に好きなものの一つになった。 この本もまた、とてもよかった。 特に「エピローグ」がとても良い。

Posted by ブクログ