- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
高台の家 PHP文芸文庫
定価 ¥628
330円 定価より298円(47%)おトク
獲得ポイント3P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
12/30(月)~1/4(土)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2011/07/19 |
JAN | 9784569676814 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
12/30(月)~1/4(土)
- 書籍
- 文庫
高台の家
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
高台の家
¥330
在庫あり
商品レビュー
3.2
9件のお客様レビュー
中編が2つ入った本。表題作の方は現実にもそういう「サロン」がありそう気もしてきた。自分の手を使わない「殺人」としてもリアリティーがある。 主に中年女性が集まったアパートでの連続殺人を描いた後編はトリックよりも真犯人の造形がより際立っていたように思える。最後のページはゾクリとさせら...
中編が2つ入った本。表題作の方は現実にもそういう「サロン」がありそう気もしてきた。自分の手を使わない「殺人」としてもリアリティーがある。 主に中年女性が集まったアパートでの連続殺人を描いた後編はトリックよりも真犯人の造形がより際立っていたように思える。最後のページはゾクリとさせられた。
Posted by
「高台の家」「獄衣のない女囚」の中編二つ 再読、この前の時は「獄衣のない女囚」が面白しろかった記憶があり、今回は「高台の家」の方が興深かった。 解説者森村誠一氏の文章で「ストーリーに入る前の薀蓄が長いので、たどり着くときには脱力してしまうかも」と言ってらっしゃるようにプロロー...
「高台の家」「獄衣のない女囚」の中編二つ 再読、この前の時は「獄衣のない女囚」が面白しろかった記憶があり、今回は「高台の家」の方が興深かった。 解説者森村誠一氏の文章で「ストーリーに入る前の薀蓄が長いので、たどり着くときには脱力してしまうかも」と言ってらっしゃるようにプロローグが饒舌だ。主人公がその「高台の家」になぜ行くようになったかと「東洋史」の薀蓄、その家があるのは東京のどんな屋敷町か、そのお屋敷の形、周りの雰囲気等々、微に入り細に入りだ。しかし、清張好きにはその長い清張節が何ともたまらないということをあらためて思わされた。 それともうひとつは懐かしの昭和の風景に、昭和期を過ごしたものにとっては、どっぷりと浸かれるのもうれしい。 「高台の家」雑誌掲載は1972年、「獄衣のない女囚」雑誌掲載は1963年、ここがポイント。 「獄衣のない女囚」は女性専用のアパートメントが舞台。 古いアパートの部屋代が8千円、そこへいくとこの小説の女子公営集合住宅は6千円だから、3~40代のベテラン独身女性会社員の給料が3~4万円、電化商品や家具を揃えて優雅に暮らせるのだが、「女の楽園」ではなく「女の牢獄」かも、というストーリ展開。 などと数字を読むだけでも懐かしいのは、わたくしだけかな 笑 ***** 清張ミステリーの特色は、こんな悪いやつらが本当にいるのかとおもいながらも、等身大に描かれている登場人物に、ふと身の回りを見まわすような現実味があることである。 (中略) 現実は事実の中に噓がいっぱいはめ込まれているが、小説は虚構の中に、人間や人生の真実が鏤められている。 ***** 上はこの文庫の解説者森村誠一氏の文章、このPHP文芸文庫は1979年の文春文庫を底本に2011年に出されたが、その時に森村氏が書き下ろした解説。清張ファンを自認するだけあって素晴らしい読み取りだなあと、ご本人も大作家なのに失礼を顧みず言ってしまうよ。 「松本清張は戦後の昭和と共生したような作家であった。」 という森村氏の言葉、大いにうなづいた。
Posted by
かつて公営の独身アパートというものがあったということを初めて知った。 ストーリもいいけど、そういう昭和の匂いが感じられるからたまに清張を読みたくなるんだよね。
Posted by