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NO.6(#6) 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/06/15 |
JAN | 9784062769983 |
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商品レビュー
3.8
56件のお客様レビュー
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この巻で進んだこと、なし。 この巻でわかったこと、ネズミは《NO.6》に焼き滅ぼされた森の人々の生き残りであったということ。 以上。 ネズミが地下深くに隠れ住んでいる人々のもとを出て、現在の生活をしているわけなどはまだ明かされず。 っていうか、今後も明かされないような気がしてきた。 これは少年たちの成長物語であるとともに、サスペンスやパニック小説でもあるはずだったのに、あさのあつこの文体ではテンポよくストーリーは進まないし、多分作者が都市を破壊するという大きな出来事よりも、紫苑とネズミのふたりを書きたくなってしまったのだろう。 栗本薫の「ナリスさま」を彷彿させるな。 『バッテリー』でも思ったけど、彼女の書く少年たち、うだうだ考えすぎ。 今、この状況では、考えるな感じろ、と言いたい。 その感じた描写で、読者がうだうだ考えるからさ。 登場人物たちがあちこちに分散した現在、どこのパートも煽りで終わる。 紫苑とネズミ以外のパートは短いので、情緒面だけ語られて状況はほとんど変わらず、煽りで終わる。 この構造に飽きてきている。 ”温暖化による新たな感染症の広がり、予測不能な異常気象、そして国家間、民族間の尽きぬ争いと、核の仕様……。” 2007年に刊行されたことを考えると、この一文の精度がすごい。 それとは逆に《NO.6》の成り立ちを読んで思ったのは、都市についての描写の粗さ。 私は最初、アメリカ合衆国とかユーラシア大陸とかの平面の中で6つの都市国家ができたと想像していたのだけど、今回初めて地球上に人類が住めるエリアが6ヶ所と記載されたのを読んで、それでは人類が生存できる地域の緯度と経度と標高くらいはざっくりわかるように書いてもらいたいと思った。 結局作者の目は人物に向いているのであって、その背景はぼんやりしていてもかまわないということなのだな。 私はどちらかというと、世界の骨格によって人のありようって変わってくると思っているので、この辺がモヤモヤするんですよねえ。
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今まで全くの謎だったネズミの過去が明らかになる巻ですが、ネズミの普段の達観したような態度は辛い経験によるものなのかと思うと切なくなりました…。ネズミと紫苑はかつてはNo.6の内と外という全く逆の立場だったのに、今では共に手を取り合ってNo.6を倒そうと行動しているのがぐっと来ますね…。
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