商品レビュー
4.2
119件のお客様レビュー
「出世花」 養子になるのではなく。 死と向き合う場にいたからこそ、それを汚らわしいと表現したことに対して嫌悪感を抱いてしまったのだろう。 「落合螢」 髪を切る魔物の正体は。 可能性から導きだされた犯人だったとしても、自白に持っていくには証拠が少なすぎるうえ証言も少ないだろ。 ...
「出世花」 養子になるのではなく。 死と向き合う場にいたからこそ、それを汚らわしいと表現したことに対して嫌悪感を抱いてしまったのだろう。 「落合螢」 髪を切る魔物の正体は。 可能性から導きだされた犯人だったとしても、自白に持っていくには証拠が少なすぎるうえ証言も少ないだろ。 「偽り時雨」 片っ端から怪しい者を。 数打てば正解にたどり着くことはあるかもしれないが、それまでに何人傷つけているかぐらい考えるべきだろ。 「見送り坂暮色」 俗世とは縁を切ったが。 本心を曝け出していいのならば、帰らぬ人になる前に駆け付けたかっただろうが出来ない理由が辛すぎるだろ。
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本当に毎回期待を超えてくる。 よくこんなに質のいい話を書けるものだなぁと、読ませている私としては感謝しかない。 しかもこれがデビュー作だそうで、ただただビックリ。 しかも湯灌師というテーマがまたいい。 今作の舞台下落合はうちから近く、お縁が内藤新宿や江戸市内に向かう道中なんて、...
本当に毎回期待を超えてくる。 よくこんなに質のいい話を書けるものだなぁと、読ませている私としては感謝しかない。 しかもこれがデビュー作だそうで、ただただビックリ。 しかも湯灌師というテーマがまたいい。 今作の舞台下落合はうちから近く、お縁が内藤新宿や江戸市内に向かう道中なんて、生活エリアだからとても嬉しい。 但馬橋(現 田島橋)なんてよく通るから、一枚岩を探して岩吉を思い出してしまいそうだ。
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今で言えば納棺師。 私が20歳の時、生まれて初めて参列したのが叔母の葬儀だった。 有り難いことに祖父母が長寿だったので、葬儀に参列することなく大人になったのだ。 その納棺の際にポータブル式の浴槽を持ち込んで叔母を湯に入れ身体を温めて清めた。 湯に浸かった瞬間の叔母の顔が緩んだ表...
今で言えば納棺師。 私が20歳の時、生まれて初めて参列したのが叔母の葬儀だった。 有り難いことに祖父母が長寿だったので、葬儀に参列することなく大人になったのだ。 その納棺の際にポータブル式の浴槽を持ち込んで叔母を湯に入れ身体を温めて清めた。 湯に浸かった瞬間の叔母の顔が緩んだ表情は今でも覚えている。 そんな湯灌を務めるお縁の物語。 前述の通り私は湯灌をこの目で見ているのでその様子をありありと想像できた。 そこには尊い空気しかないのを知っている。 最期の顔が穏やかであることは遺族にとっての救いだろう。 多少のミステリーっぽさはあったけど、高田郁さんの本だなぁと思う。 続編も借りてきているので楽しみだ。
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