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崩れる 結婚にまつわる八つの風景 角川文庫
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崩れる 結婚にまつわる八つの風景 角川文庫

貫井徳郎(著者)

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崩れる 結婚にまつわる八つの風景 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2011/03/24
JAN 9784043541027

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商品レビュー

3.3

115件のお客様レビュー

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2025/11/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。 ツイッターで表題作の「崩れる」が話題になっていたので読んでみた。 この作者の作品を読むのは初めてだと思う。アンソロで読んだかもしれないが覚えていない。 総じて女性の心理を描くのが上手いなという印象。 ダメ男に対する女性の辛辣な評価まで描かれているので、作者は自己内省も込めて描いているのか?とも思った。各キャラのダメなところもきちんと描いているところが面白い。 以下、各話の感想。 「崩れる」(小説すばる94年11月) パート終わり、夏の暑さにうんざりしながらバスに乗り遅れるところが印象的。そして乗れたバスでも定期が切れて両替もしてくれない、という目に見舞われる。 この出来事で主人公芳恵は『異邦人』みたいに、太陽のせいと言う殺人者になったのかなあと思った。 『異邦人』では母親の死について涙を見せない非人間性を異邦人として扱うが、今作では、「あんな家族なら、もう二度と欲しいとは思いません」で終わるのが良い。 「怯える」(小説すばる95年4月) 主人公哲治は元カノに怯え、妻は夫の浮気に怯えていた、という話。 夫婦がちゃんと話し合えば起きなかった話。 過ぎてしまえば笑い話になりそうな着地点で面白かった。まあほんと洒落にならんが。 哲治が赤ん坊のことを最初から気にしているのがちょっと新鮮。育児書を自分から読む父親、というのが現代でやると優等生に見せたい、みたいなニュアンスを受け取ってしまうが、昔に書かれたもの、というとそのフィルターを外して見れるので、素直に偉いじゃん、の気持ちになれる。普通のことを普通にやってて偉い。 「憑かれる」(小説すばる95年8月) 幽霊オチとは思わなかった。だからやけに手が冷たいと描写されていたのか。 誰も呼ばれてないのは、復讐目的?と思ったけど、幽霊とはね。 お店の人はその分個室を開けて置かないといけないから、その代金とかって…という細かいところが気になった。 周りの男を不幸にさせる運命だとしても好きな男を手に入れたくなったのすごい。男のほうが本気にしなかったからだが。死んでからも恨んでない様子なのもすごい。 「追われる」(小説すばる95年11月) ストーカーの話だけど、ストーカー自体知名度が無かったらしくて、それ知らずに書いたの!?すご!だし、結婚相談所のセミナーもよく知らずに書いたらして、それもすごい。 「壊れる」(小説宝石94年11月) 主人公は上司にチクられたと思ってるっぽいから、女性社員からゲットした情報なら上司の不倫相手の女性社員がチクったのでは、と思う。 不倫についても男は左遷で女性は退職、という差も理不尽ですごいな。 交通事故あったら、会社に報告しといたほうがいいなと思った。 「誘われる」(小説すばる96年3月) 信頼できない語り手だったとは。 育児ノイローゼについてはもうちょっと手がかり欲しかった。 ママ友が出来なくて孤立する描写は面白かった。今ならネットとかに書き込んで愚痴を語り合えるだろうけど、昔は手段が限られているからなあ。 現実的なとこだと実母に泣きつくとか? 親子関係が良くないと取れない手段だが。 「腐れる」(小説NON96年10月) 匂いに敏感になるのは面白い。妊娠すると体質が変化して匂いがダメになるというのはよく聞く。食べられるものが変わるとかも。 そこからお隣さんが気になるというのが面白い。 父親死んだのかな。いつ死んだのか。娘を実家に預けてから? 殺しちゃったから娘を預けて偽装工作してたとか? でもまず死体を片付けたほうが良いのでは。匂いが残っちゃったとか? 「見られる」(小説すばる96年12月) 最後の最後に婚約者からの電話かもしれない、という余韻を残して終わるのが面白い。 よく知らない相手に見られている恐怖とよく見知った相手から見咎められていたと知る恐怖。どっちも怖い。

Posted by ブクログ

2025/09/01

『慟哭』から貫井さんのファンになり、読むのは2冊目。 やっぱり度肝を抜かれたのは1話目。 男性なのに世の中にいそうな主婦像や夫婦関係、それにまつわるちょっと不穏な感情を抜き出すのが上手な方だなと思う。 話によって趣向が違うものもあって楽しめた! 描写が鮮明でわかりやすく、とても読...

『慟哭』から貫井さんのファンになり、読むのは2冊目。 やっぱり度肝を抜かれたのは1話目。 男性なのに世の中にいそうな主婦像や夫婦関係、それにまつわるちょっと不穏な感情を抜き出すのが上手な方だなと思う。 話によって趣向が違うものもあって楽しめた! 描写が鮮明でわかりやすく、とても読みやすい文章ですぐに読了。これからもいろいろと読んでいきたい!

Posted by ブクログ

2025/07/18

自分以外の人と生活するって難しい。 そう感じることが多い。 家族という存在でさえ、私にとっては難しい。 同じ血を分け合っているのにあまりにも理解できない。 でもそれで当然なのだ。 血縁あれど、人格は別だからこそ理解できなくて当然なのに、私たちはなせが「家族なのに」という言葉...

自分以外の人と生活するって難しい。 そう感じることが多い。 家族という存在でさえ、私にとっては難しい。 同じ血を分け合っているのにあまりにも理解できない。 でもそれで当然なのだ。 血縁あれど、人格は別だからこそ理解できなくて当然なのに、私たちはなせが「家族なのに」という言葉に縛られている。 貫井徳郎さんの「崩れる」は、 どこにでもある対人とのできごとを、貫井ワールドで描いている。 基本的にあまり救われないオチが多い。 でもなぜか「そりゃそうなるよ」とか「まあそうだろうね」という感情がでてくる。 人と関わる以上、100%同じ考えがない以上、 バグのような事象はなくならない。 そんな部分をかなりリアルにそして、嫌な雰囲気にできる貫井さんの文章にどんどんハマってしまう私がいるのだ。

Posted by ブクログ