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第二の銃声
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第二の銃声
¥990
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商品レビュー
3.9
24件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昔読んだ「毒入りチョコレート事件」は素晴らしかった。久しぶりにアントニー バークリーを読みたくなり、「最上階の殺人」「ピカデリーの殺人」を読むと面白くて、「第二の銃声」も読むこととなった。これも途中までは面白かったが、オチが気に入らない。いくら被害者が女たらしだとしても、その殺人を肯定するような内容はいかがなものか。本当の悪人は誰かと考えると後味が悪い。
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ええええーっ! てなります(笑) あと、語り手のピンカートンが、なかなか自分のことがわかっていない風で、それを理屈っぽく分析してみせるあたりが笑いをさそうというか、ふしぎなユーモアをたたえている。 その、自分がわかってるのかわかってないのかようわからんあたりが、なんともunre...
ええええーっ! てなります(笑) あと、語り手のピンカートンが、なかなか自分のことがわかっていない風で、それを理屈っぽく分析してみせるあたりが笑いをさそうというか、ふしぎなユーモアをたたえている。 その、自分がわかってるのかわかってないのかようわからんあたりが、なんともunreliable narrator な雰囲気をたたえてはいるのですが。 『毒入りチョコレート事件』のシェリンガムが登場するあたりはなかなかじゃジャジャーンというかんじでかっこいいのですけどね。
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面白くて一気読みしてしまった。倒叙モノならではの犯人の恐れと応戦、探偵役の捜査と追求、ロジカルに徹したストーリーの運び方、どれをとっても質が高い。 唯一ケチをつけるなら碓氷優佳と伏見以外の人物が少々間抜けで、優佳の指摘の幾つかは誰かが気づいてもよさそうなモノだ。だが本当にそれくら...
面白くて一気読みしてしまった。倒叙モノならではの犯人の恐れと応戦、探偵役の捜査と追求、ロジカルに徹したストーリーの運び方、どれをとっても質が高い。 唯一ケチをつけるなら碓氷優佳と伏見以外の人物が少々間抜けで、優佳の指摘の幾つかは誰かが気づいてもよさそうなモノだ。だが本当にそれくらいしか欠点がない。 伏見には共感するところが多く自分もきっと同じような思考で行動するなと思う反面、優佳の気付くポイントにも察しが付くので「気づけ!怪しまれるぞ!」とつい応援をしてしまう。感情面でも、優佳に対する心情は痛いほど解る。
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