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ハーモニー ハヤカワ文庫JA
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2010/12/15 |
| JAN | 9784150310196 |

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商品レビュー
4.3
690件のお客様レビュー
すごい
SFだけど、いつか現代社会に起きてもおかしくないんじゃないかと思えるほどの世界観。 ミァハの信念の曲げなさはすごいが、少女から変わらない意思を持ち続けていることは、ちょっと怖いことでもあるとも思った。
みな
ハーモニー。そういうことでしたか。 SF小説ですが、どう読むか難しかったです。 本書内の設定は、何百年先にも実現はしないもののように個人的には思いますが、そのイデオロギーは今の現実世界に確かに存在しているようにも思えます。 現代は日々、人間への抑圧が強くなっているように感じますが...
ハーモニー。そういうことでしたか。 SF小説ですが、どう読むか難しかったです。 本書内の設定は、何百年先にも実現はしないもののように個人的には思いますが、そのイデオロギーは今の現実世界に確かに存在しているようにも思えます。 現代は日々、人間への抑圧が強くなっているように感じますが、抑圧されているものの中には、きっと必要性があって、存在していたものもあるんだろうなと時々考えます。 それが、そのときには悪く見えるようなものでもです。 このまま抑圧されることが加速していったとしたら、その先にはどんな世界があるのでしょうか。 こうならないことを願います。
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「虐殺器官」と同じ世界観の未来の話。 「虐殺器官」のラストは「この先、世界は壊滅的な状況になるんだろうなぁ」エンドだったけど「ハーモニー」は言わば終わりのその先の物語。ジャンルはディストピアSFで、「こんな社会はやっていられないよ」という書き方がされているのだけれど、でもどうし...
「虐殺器官」と同じ世界観の未来の話。 「虐殺器官」のラストは「この先、世界は壊滅的な状況になるんだろうなぁ」エンドだったけど「ハーモニー」は言わば終わりのその先の物語。ジャンルはディストピアSFで、「こんな社会はやっていられないよ」という書き方がされているのだけれど、でもどうしても頭の片隅で「この社会で何も気がつかず一生を終えることができたら一種の幸せかも」という思いが読んでいるとどうしても消しきれない。読み終わったらどっと疲れちゃった。 「虐殺器官」で一度崩壊した世界では新たな社会体制が生まれ高度な医療経済社会となり、その社会体制で生きる人々は「個人」ではなく公共のリソースと見なされるようになった。不健康な行為は社会体制に反する行為となるので酒も煙草も嗜んではだめ。カフェイン摂取だって目くじらを立てられる。人々の体には体内を常時監視する医療分子が仕込まれているため、禁止行為が即時バレてしまうだけではなく、病気も瞬く間に感知・治癒されてしまう。 ハーモニーの社会では健康と幸福であることが義務としてのしかかる。のしかかるが、この社会はその義務に対しての保障が手厚い。社会の基盤にさえ乗っていれば病気になることは無く生活に困ることはなさそうだ。 ハーモニーはこの社会を憎悪する一人の少女がいた、というところから物語が始まる。同時刻に世界中で6,582人の人々が一斉に自殺を図る事件が起こり、WHO螺旋監察事務局の上級監察官の主人公は事件解決のためにこの少女の軌跡を追っていくことになる。彼女は主人公の幼馴染だった――。 物語の冒頭では3人の女学生が「こんな世界嫌よねー」みたいな会話をしている青臭い雰囲気で始まるので「虐殺器官」みたいに軍人が主人公ではないからそんなにダークじゃないのかも!と思っていたら集団自殺のシーンが克明で震え上がってしまった。じっとりした重苦しさがありながら、伊藤計劃の筆致は詩のように耽美。それでいて華美ではなく鮮明な文体がやっぱりかっこいい。 もしこの小説のタイトルが明かされていないまま読んだとしても私は「ハーモニー」というタイトルを当てられたんじゃないかな、と思うくらいハマっているタイトルだったのもかっこいいなぁ。
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