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ハーモニー ハヤカワ文庫JA
792円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2010/12/15 |
| JAN | 9784150310196 |
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ハーモニー
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ハーモニー
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商品レビュー
4.3
702件のお客様レビュー
すごい
SFだけど、いつか現代社会に起きてもおかしくないんじゃないかと思えるほどの世界観。 ミァハの信念の曲げなさはすごいが、少女から変わらない意思を持ち続けていることは、ちょっと怖いことでもあるとも思った。
みな
物語としていまいち没頭できなかった。 オチの世界は特筆すべきもので、もっと早く読んでおけばよかったという作品。このオチの世界観によって金字塔、名作となっている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本SF界において、伊藤計劃前・伊藤計劃後と言われるほど伝説的な作家とは聞いていた。「屍者の帝国」は読んで個人的にイマイチでそれから離れていたのだけれど、この「ハーモニー」には「なるほどぉ…」と唸るほどの魅力がある。 「健康」を盾にした息苦しいまでの管理社会という視点において、「一九八四年」や「素晴らしき新世界」に近い世界構造。作者へインタビューの内容を見るまでもなく「二分間憎悪」も出てくる。 その中で、合理的な社会で人間が苦しむのは人間を人間たらしめる意識のせい、そして、意識は神の与えた神秘的な能力ではなく、動物としての生命維持器官であり、進化の過程で切り離してもよいものだとのストーリー。残酷ながら新鮮な視点が論理的で美しい。 だけど、この話の中心人物である御冷ミァハについては、冒頭ではそんな管理社会に対するパブリック・エネミーとしての立場を明確にしているのに、最終的に人間の幸福追求とはいえ、社会に迎合するよう人間を作り直してしまう立場に移行するのがちょっと謎というか、それでいいんか? みたいな感じ。体が社会でなく私のものだと主張するのだ、いう気概に賛同していただけに少し拍子抜け。 あと、元々意識のない種族の末裔だったはいいとして、性暴力を受けて意識を獲得した、という展開も少し強引に思える(ない状態から何をどうやって獲得したのか? 性暴力に耐えるなら意識がないほうが良くないか?)。 あと思春期までの子供や、watchmeを入れてない国もあるわけで、人類全てがハーモニったわけでもないのかなぁとか。 時折挟まるHTML構文での演出はとても画期的。まるで自分がプログラムを読み解く/書き込まれる機械になったような冷たい感覚と、そこに乗っかる「anger」「laugh」等のエモーショナルなタグと喚起される感情、そして文章自体の意味が、相反した、なおかつ複合した感覚を読み手に伝える。まるで作中に出てくるカプレーゼのような、食べ物同士の組み合わせで複雑な味を表現する料理のよう。 これは発明! 次世代の小説のスタンダードになってほしいかも…と思うけど、html構文の知識とか前提になるし、あと最後にネタばらし的に文体の理由が説明されるから難しいかな。でもSF感が突き抜けててとてもよい… 【追記】 読み返して、冒頭に「この話は敗残者、つまり「わたし(意識)」の物語である」と書かれていることに気付いたのだけれど、これは、「ハーモニー」が、進化の過程で振り落とされた意識を主人公とした物語ということが提示されてたのかも。 そうすると、このレビューの二段落目で書いた疑問が払拭されて、物語として一貫性が見えてきた。 つまり、意識がミァハを操り管理社会の中で生存しようとしたが、元々意識が不要な種族のミァハは、意識という時代遅れの器官を捨てた人間の進化を選んだいうこと。だから「わたし」は敗北者。 伊藤計劃は「屍者の帝国」でも言葉が生き物のように人間に寄生するという視点を提示していたし、実際はもうわからないけれど、もしかしたらそういう話だったのかも。だとすると矛盾点は消え、トァンでなく「わたし」の物語だったという記述トリックもあり、素晴らしく面白い!
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