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フランケンシュタイン 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2010/10/12 |
| JAN | 9784334752163 |
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フランケンシュタイン
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商品レビュー
3.9
87件のお客様レビュー
ホラーの古典的傑作という前知識で読み始めたら、詩的な表現や思いがけない旅路の美しい描写に引き込まれた。この美しさが怪物の恐ろしさと悲しさを一層際立たせている。
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ギレルモ・デル・トロ監督の映画を観て、読みたくなった。 ヴィクターの苦しみは、自ら生み出した怪物への嫌悪感とそれへの恐怖で、そこには自分の行いへの罪悪感はあまり描かれていない。 それは、1,800年前後がそういう時代だったのか、ヴィクターがそういう人間だったからなのか。 おそ...
ギレルモ・デル・トロ監督の映画を観て、読みたくなった。 ヴィクターの苦しみは、自ら生み出した怪物への嫌悪感とそれへの恐怖で、そこには自分の行いへの罪悪感はあまり描かれていない。 それは、1,800年前後がそういう時代だったのか、ヴィクターがそういう人間だったからなのか。 おそらくは、後者。 終盤、さまざまなことがあって失意や絶望味わっているときも、その気持ちは翻って復讐へと向かう。 あまりにも自分本位。 怪物は、彼の語るところを読むと、最初驚くべき清らかな精神を持っていて、それがいくつかの経験を経て自分の姿や存在そのもので苦しむようになるのが、読んでいて辛かった。 彼の願望は、生きている以上当然かもしれない。 最終的に拒否されて、復讐に向かうのも、同意したり受け入れたりはできないけれど、そういうふうになってしまうのかもと。 怪物もキリスト教関係の本を読んでいたので、罪悪感を感じるのではという気もするが、感じてはいない。 自分を憐れむ気持ちが大きすぎるからかも。 和解することなく、復讐と復讐への復讐。 そして破滅。 ヴィクターと怪物の物語は、でもその話を聞いていて、瀕死のヴィクターを友達と呼んだ船の上のウォルトンの健康的な前向きさによって救われている。 デル・トロの映画とは一部ストーリーも違うし、描かれ方も異なるけれど、読んでおきたかった一冊。
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この本は、廣野由美子先生の『批評理論入門』を読むために読みました。だって、廣野先生、『フランケンシュタイン』をバラバラに解剖するようなので、元ネタ知らなきゃ苦しいでしょう。 だから、この感想は廣野先生に課題を提出する気持ちで書きました。(あくまで気持ちだけです。内容はいつもの...
この本は、廣野由美子先生の『批評理論入門』を読むために読みました。だって、廣野先生、『フランケンシュタイン』をバラバラに解剖するようなので、元ネタ知らなきゃ苦しいでしょう。 だから、この感想は廣野先生に課題を提出する気持ちで書きました。(あくまで気持ちだけです。内容はいつもの感想で~す!) まずはじめに、この本の感想を書くひとのお約束なので、わたしも怪物とフランケンシュタインの関係について書いときます。(ここは形式的なものなので、飛ばしてください!) 「みんなが知ってる怪物くんは怪物で、そのお伴のフランケンも怪物です。一方、この本の怪物はもちろん怪物ですが、フランケンシュタインは怪物ではないけれど、怪物をつくったある意味怪物です。したがって、みな怪物です。」以上 ※お願い・・・次に感想を書くひとは、江川卓さんとか松坂大輔さんでお願いします。 さて、本題に戻りましょう。 本書はひとことで言うと「ツッコミ所にあふれた小説」と感じました。つまり、解釈の余地が大きいのです。レマン湖とかネス湖くらいあります。 わたしがヘタにつっこむと、廣野先生にピシッと指摘されそうで、簡単には手が出せません。 それでも勇気をふり絞って、書いておきます! 勇気その①、ひとつは「科学」についてです。 文庫うらの内容紹介には「天才科学者フランケンシュタイン」と書いてあります。本文中にも、フランケン(あと略)は科学に興味あるような書きっぷりです。 しかし、彼は理系臭がゼロ?わたしは感じないです。彼、たいがい「秘密」ですまします。 作者のメアリー・シェリーさんが「科学」を小説に取り入れたのは、その当時、「科学」が時代的に無視できない存在になっていたからではないでしょうか。 もしも「科学」を取り入れなければ、怖さのリアリティは消失し、単なる魔法話や昔話になってしまうように思います。 だから、最近の「クローン生物」みたいなのを先取りしたというよりも、神ではなく人間が人間をつくるお話に「科学」を組み合わせたアイデアがよいのかなと思います。 それでは、勇気その②です。 小説の構成がよいです。三層構造です。まるで、丸ごとの栗がはいった、栗まんじゅうです。もちろん、木の実好きの怪物は栗です。すばらしいハーモニーです! そして文章がよいです。やわらかな、詩情・旅情あるれる文章です。登場人物たちは、きっとお目目がキラキラだと思います。そうなんです、この本は「少女マンガ」みたいな感じです。 もう、面食いな美男美女しかいないように感じてしまします(除く怪物)。 だから、もしもわたしが、作中に登場してしまったら「醜悪」とかいわれないか心配です。言語能力や運動能力ではわたしをはるかに上回る怪物ですが、さすがに容貌は怪物には勝っていると信じたいのです。(笑) もともと怖いお話として書きはじめられた本書です。怪物も登場するホラー小説なので、読み手は自分の怖いものを思いながら読むのがよいと思います。 わたしはというと、お目目がキラキラした、とっても少女マンガな、命に向きあう愛の小説として読んじゃいました! 廣野先生から赤点もらいそうです。(^_^;)
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