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やさしい女・白夜 講談社文芸文庫
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やさしい女・白夜 講談社文芸文庫

ドストエフスキー【著】, 井桁貞義【訳】

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やさしい女・白夜 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2010/08/10
JAN 9784062900966

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商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2023/03/01
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※このレビューにはネタバレを含みます

『やさしい女』は、41歳の質屋の男が小金にものをいわせて16歳の少女と結婚するものの、ある日自殺されてしまい、死体を目の前にいろいろと回想する話。 この男、自分はえらくて妻や女を無意識に下にみてて、その癖なにも喋らなくても相手が自分を理解してくれるはずだし、愛してくれているはずとかいう謎の思い込みがすごくて、序盤の方何回も「うわ…きっっつ…」って言っちゃった。 ずっと無口を通してたとおもったら、急に感情迸りまくって妻に跪いてキスしたりするもんだから、感情表現が下手くそか…ってなった。 他人の気持ちわからなさすぎるし、俺が俺がの場面が多い。 でもラスト妻が自殺するシーンからはなんだか泣けた。 ここから情景の描写が特にすごい気がする。 お互いの関係性が歪な状態でも構わないからただ生きてほしかったって思ってもらえたなら幸せだったのかもしれないけど、でもそれは相手が生きているときに時間をかけて態度と言葉で示さなきゃなにひとつ伝わらなかったんだと思うよ…。 私は妻の気持ちがよくわかる部分もあったし、短くまとまっていて読みやすいので、ドストエフスキーの作品の中ではかなり好きな方だった。 『白夜』は以前別の短編集で読んだことがあるけど、最後のどんでん返し(?)が悲しい結末に繋がるけど、なぜかむしろ清々しいような気持ちにもなれるのでこれも好き。

Posted by ブクログ

2022/12/12

若い頃に、一気に読んだ地下室の手記。超絶長い独白シーンの心理描写に、なんとも魂を揺さぶられた文豪。20年以上もあいて、手に取った。 やさしい女だけ読んで、返してしまった。 返した後に、皆さんの感想を読んで、白夜も読もうと思ふ。

Posted by ブクログ

2022/02/27

初ドストエフスキー。初めては罪と罰とかカラマーゾフの兄弟とか読むと思うけど、長編を読む自信がなかったので。。 やさしい女:妻が身投げしてしまい1人残された主人公の独白。思い込みが強くプライドが高くめんどくさそうな人間。これがドストエフスキーか。 白夜:衝撃だった。途中までは「ロ...

初ドストエフスキー。初めては罪と罰とかカラマーゾフの兄弟とか読むと思うけど、長編を読む自信がなかったので。。 やさしい女:妻が身投げしてしまい1人残された主人公の独白。思い込みが強くプライドが高くめんどくさそうな人間。これがドストエフスキーか。 白夜:衝撃だった。途中までは「ロシア文学にありがちな感じか」と感じつつ、ハッピーエンドで終わりそうになり珍しいなと安堵したのも束の間、まさかのラストだった。第三者視点だと救いがないが「僕」はある種救われてるのかもしれない。「愛する」ことの難しさ。あまりの衝撃にドストエフスキーすげえ…と思った。

Posted by ブクログ

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