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これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2010/05/24 |
| JAN | 9784152091314 |
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これからの「正義」の話をしよう
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他者との間にある政治や「正義」は、道徳的・宗教的価値観と切り離すことができるのか、中立であり得るのか?を考える本。 結論、中立ではあり得ないので、道徳的・宗教的価値観と切り離せないことを認め、ギャップを認識して議論しましょう、それらに正面から取り組む社会にしましょうということ。...
他者との間にある政治や「正義」は、道徳的・宗教的価値観と切り離すことができるのか、中立であり得るのか?を考える本。 結論、中立ではあり得ないので、道徳的・宗教的価値観と切り離せないことを認め、ギャップを認識して議論しましょう、それらに正面から取り組む社会にしましょうということ。 功利主義(ベンサム、ミル)では少数派の不利益が無視される。 カント、ロールズの、自由な選択と、何が善であるかの道徳的判断との切り離しに対しては、ある共同体の一員としての責任(例えば、過去の侵略戦争や人種差別政策の謝罪や補償の責任)を無視できることになる。 (リバタリアンに対しては「本当に自由でない状況でないなら自由な選択、契約ではない」よね、はそれはそう) 故に、コミュニタリアン(サンデルの立場)として、中立であり得ないことを前提に討議しましょう、という流れ。 リベラルが中立を装っても話が進まないので中立ではないことを認めるとして、理屈はわかるが、では例えば、トランスジェンダーに対する排除的言説が、実際の社会で討議された結果、どう機能しているか。 この辺りは同性婚についての下記がそのまま当てはまると思うが、今、考え抜かれているか? 考え抜かれずに排除の政治的判断だけが動いている。 「どんな人に結婚の資格があるのか決めるためには、結婚の目的とそれが称える美徳について考え抜かなくてはならない。そして、そうすることによって、われわれは論争の的である道徳的領域に入り込む。そこでは、善良な生活をめぐる考え方に中立を保つことはできないのである」 以下、蛇足の感想。 オバマが自身の宗教への関わりを認めたエピソードが書いてあるけど、これは米国の黒人社会にとってのキリスト教と非黒人のそれとの違いもあるのでは?と思ったけど特にそれはなし。 (オバマのエピソードは、ベル・フックスの著作にあった、フェミニストとしてのキリスト教信仰のあり様を思い出した。家父長性批判をするからと言って信仰を捨てなくていい。)
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めっちゃ難しかった。 しっかり読んだが、5割くらいしか言いたいことを掴めていない気がしている。 これまで功利主義と自由主義の2択しかないと思って判断に迷うことがあったが、道徳的な視点など、何が善なのかを見極めることの大切さを感じた。 極端な振り切りだと限界が出てくるので、ちゃ...
めっちゃ難しかった。 しっかり読んだが、5割くらいしか言いたいことを掴めていない気がしている。 これまで功利主義と自由主義の2択しかないと思って判断に迷うことがあったが、道徳的な視点など、何が善なのかを見極めることの大切さを感じた。 極端な振り切りだと限界が出てくるので、ちゃんと本質的に何が大事なのかを考えて方針立てして実行するよう心がけたい。 ただ、ほんとに難しい…。
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哲学史において、正義の遂行には大きく2つの考え方がある。功利主義と自由至上主義だ。 一方は社会全体での最大多数の幸福のために、マイノリティーの不幸は仕方がないとするもの。もう一方は個人の幸福を追求するべきものとして良いだろう。 しかし作者は第三の考え、美徳と道徳の追求こそが正義に...
哲学史において、正義の遂行には大きく2つの考え方がある。功利主義と自由至上主義だ。 一方は社会全体での最大多数の幸福のために、マイノリティーの不幸は仕方がないとするもの。もう一方は個人の幸福を追求するべきものとして良いだろう。 しかし作者は第三の考え、美徳と道徳の追求こそが正義につながると展開する。 正義は市場、個人及び個人間の背景(give とtakeの関係性など)、社会通念、自由の定義など様々なものに影響を受ける。視点により正義は大きくかわることを日々の生活で認識しなければならない。 個人的にはこの考え方はとても好きである。しかし長期的目線においては実践可能かもしれないが、理想論に成り下がる気がしてならない。 例えば日本国が他国に道徳的対応を常に行うとしたらどうか。必ずつけ込まれるだろう。比較的日本人相手であれば成立するかもしれないが、一度でもつけ込まれてしまえば、その後も独特的行為を継続できるだろうか。 しかしそれでも理想的人生を送りたいという背叛する気持ちになる。
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