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マリー・キュリーの挑戦 科学・ジェンダー・戦争
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | トランスビュー |
発売年月日 | 2010/04/05 |
JAN | 9784901510899 |
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マリー・キュリーの挑戦
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商品レビュー
4.7
4件のお客様レビュー
子供の頃に、マリー・キュリーの伝記を読んだことがある人は、特に一読して欲しい本です。マリーの家族、友人、関係のあった科学者などの、様々な視点からマリーについて語られ、当時の歴史、状況、常識なども踏まえつつ1人の人間として複雑に書かれています。 『素晴らしい人』『お手本にしたい人』...
子供の頃に、マリー・キュリーの伝記を読んだことがある人は、特に一読して欲しい本です。マリーの家族、友人、関係のあった科学者などの、様々な視点からマリーについて語られ、当時の歴史、状況、常識なども踏まえつつ1人の人間として複雑に書かれています。 『素晴らしい人』『お手本にしたい人』としての、単純明快な伝記ではありません。今も昔も変わらず連綿と存在する見えにくい問題を、マリー・キュリーを通して“あぶり出し”のように描き出している作品です。 あとがきも素敵だと思います。
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ノーベル賞を取った情報科学者、という目線で、ジェンダーに関した話題が多かった。マリーの周辺の科学者の話も。マリー・キュリーの伝記として読んだらあまり適切じゃないかも。なんとなーくマリーを知っている状態で、なんとなくその辺りについて知りたいなーという感じで読んだら面白かったです。夫...
ノーベル賞を取った情報科学者、という目線で、ジェンダーに関した話題が多かった。マリーの周辺の科学者の話も。マリー・キュリーの伝記として読んだらあまり適切じゃないかも。なんとなーくマリーを知っている状態で、なんとなくその辺りについて知りたいなーという感じで読んだら面白かったです。夫のピエール・キュリーがなんだか不器用で可愛かったよ。笑
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原発のことを調べていて、放射線の研究でノーベル賞を 受賞したキュリー夫人のことが気になって読んでみる。 当時まだわからないことが多かったからでもあるが、 放射能を害とみなしておらず、ポケットに放射線物質を 入れて持ち歩いていたという事実に興味を持って。 小学生の頃伝...
原発のことを調べていて、放射線の研究でノーベル賞を 受賞したキュリー夫人のことが気になって読んでみる。 当時まだわからないことが多かったからでもあるが、 放射能を害とみなしておらず、ポケットに放射線物質を 入れて持ち歩いていたという事実に興味を持って。 小学生の頃伝記で読んだことはあったけれど、 これほどに興味深い女性だったということに驚かされた。 キュリー夫人の恋愛、娘二人の確執、アインシュタインとの交流 放射線研究に携わった日本人、キュリー夫人の栄光のために 忘れ去られた同時期の女性科学者のリーゼマイトナーのこと ノーベル賞受賞の経緯、娘たちのその後など わかりやすく、そして興味深く書かれている。 また、ノーベル賞の意義、ノーベル賞の矛盾点なども わかりやすく書いてあり、たとえば研究に時間がかかるため 年をとらないともらえずノーベル賞の賞金が研究のために 役立てられないということや、良いものとの認識で ノーベル賞を受賞したDDTが環境破壊の原因物質であったとか 今まで何も考えずノーベル賞はすごいなぁって思っていた 意識が革新された。これからは受賞内容にもう少し興味を持とう。 それから男女の社会的な性別役割であるジェンダーを超えて 女性が科学の世界で活躍することの大変さも書かれていた。 スケールが大きすぎて自分には関係ないのだけど、 ただすごい人と思っていたキュリー夫人の努力と葛藤が よくわかって読んで良かった。 ただ当時は、ラジウムはがんに効く薬とうたわれて、放射性入浴剤や 放射性歯磨き粉、チョコレート、クリームなどが健康に良いと 売られ続け、一般人が摂取し無意識に被爆していたという事実は 前回読んだ内部被曝の脅威と関連して、恐ろしい事実だと思った。 知らないことは罪ではないけれど、知る努力はした方が いいのかもしれないと、最近全く興味のない分野の本を読み 驚愕の事実を目の当たりにして考えている。
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